フィリピン・セブ島のテニス環境。リーズナブルな現在と高い将来性を感じる未来!


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フィリピン・セブ島のテニス環境を現地で調査!

忘れないうちにフィリピン・セブ島のテニス環境のまとめをしておきます。
視察したテニスコートは3つ。視察した時刻が13時〜16時くらいでとても暑かったため、コートを使用してしたのは、最後に行った屋根付きのところだけでした。

フィリピンと日本のテニス、世界ランカー比較

まず始めにフィリピン国籍のテニス選手の状況から。()内は日本人のデータ。2016年10月3日現在のデータです。

男子世界ランク100位内 0人(4人)
男子世界ランク最高位 1101位(5位)
男子世界ランカー 4人(68人)

女子世界ランク100位内 0人(4人)
女子世界ランク最高位 514位(31位)
女子世界ランカー 1人(66人)

ジュニア男子世界ランク100位内 1人(5人)
ジュニア男子世界ランク最高位 47位(5位)
ジュニア男子世界ランカー 9人(78人)

ジュニア女子世界ランク100位内 0人(5人)
ジュニア女子世界ランク最高位 104位(16位)
ジュニア女子世界ランカー 7人(105人)

経済的な側面、GDPは?

名目GDP 40位 (3位)
一人当たりのGDP 126位 (23位)
()内は日本

テニスコート状況

今回視察したのは首都があるマニラではなくフィリピンの第二都市であるセブ島です。
一つ目のコート。クラブの名前は。。。書いてありませんでした。
クレーコートですが、サーフェイスは運動場のような感じ。

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特に整備されている様子でもなく、日本の中学校にあるクレーコートと同じ印象。
わずか2面のクラブですが、セブ島内の大きな大会などもここで開催しているそうです。

二つ目のコート。クラブの名前は、CEBU COUNTRY CLIB。
こちらもクレーコート。一つ目のところと同じようなサーフェイス。

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こちらは3面のクラブ。更衣室や飲み物を飲みながらプレイを見ることができるスペースもあり、
一つ目のクラブよりも高級感がありました。

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掲示板には、女子やジュニアのランキング表などもあります。

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こちらは価格表。

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メンバーと旅行者の価格帯があるようで、旅行者の価格は

コート代=100ペソ/h
ヒッティングパートナー=200ペソ/h
コーチ=250ペソ/h
ボールボーイ=100ペソ/h
審判=50ペソ/h
ナイター代=100ペソ/h

となっています。(1ペソ=約2.2円 2016-08-26現在)
1時間ヒッティングパートナーと練習して200ペソ、440円くらいです。

そして三つ目のクラブ。屋根付きのクレーコート。
CITIGREENテニスクラブです。

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こちらのクレーコートは品質がとてもよく、
先の2つと違ってヨーローッパのアンツーカーと同じようなサーフェイスでした。
コーチをつけてダブルスを楽しんでいる大人の方々がいました。

ジュニアの大会も行われているようです。

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この3つのクラブは全て旅行者でも使うことができます。
ヨーローッパやアメリカにあるような、昼間からジュニアが練習しているような
テニスアカデミーは残念ながらないようです。ですが、ジュニアの大会は頻繁に行われていて、日本と同じくU12など低年齢から盛り上がりを見せているようです。

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ジュニアの世界ランクの人数は少ないですが、男子の1位の選手は47位と良い位置につけていますし、女子のトップ選手は日本のトップジュニアと対戦して勝ったりしています。国自体の平均年齢が24.2歳で人口ボーナスが2062年まで続くフィリピン。これから経済の伸びに比例してテニスも伸びてくるでしょう。アメリカのアカデミーには、フィリピンからの留学生をちらほら見かけます。フィリピン人は英語は話せますから、アメリカの大学への留学という点では、有利ですよね。今の国民的英雄はボクシングのパッキャオですが、今後は大人気のバスケットボールを含めて球技も盛んになってくると思います。

ちなみにフィリピン・セブ島は日本人向けの英会話学校がたくさんあり、その中には小学生でも受講できる学校があります。英会話とテニスをMIXさせた留学など検討してみるといいかもしれませんね。英会話にしてもテニスにしても物価が安く、費用を安く抑えられることがセブ島留学の魅力だと思います。

フィリピン・セブ島の特徴

①物価が安い
②経済的にこれから間違いなく成長する国
③治安がまだ少し不安
④テニスのレベルは日本の方が上
⑤日本人向けの英会話学校がたくさんある

①と④から、 ITFジュニアなど国際大会で世界ランクのポイント取得可能な大会への参加はおすすめです。物価が安く滞在費を抑えられますし、現地のジュニアはそれほどレベルが高くないので勝ち上がりやすいと思います。現在11月に2大会あります。

⑤はとても魅力的です。お子様を受け入れてくれる学校もたくさんありますので親子でテニス&語学留学というのもおすすめです。語学学校で学んだ英語をテニスコートですぐに使ってコミニュケーションができることも魅力です。

②と④ですが、これからものすごいレベルで経済発展してくるフィリピン。テニスに投資してくるジュニアも増えることは間違いありません。セブ島で英会話学校に通いながら、現地でテニスコーチをし、フィリピンテニス発展に尽力する日本人コーチが現れても面白いと思います。

③ですが、実際に滞在してみて大人の私が怖いと感じることはありませんでした。夜も普通に出歩いていましたが、道は明るくて不安はありませんでした。ただスリには気をつけた方がいいみたいです。

総評

戦後の日本ってこんな感じだったのかな?と想像してしまうくらい、これから上昇していくんだ!という活気にあふれた都市でした。中国のリー・ナの例がありますから、経済発展とスポーツは結びつきがあります。近い将来、強いテニス選手が出てきてもおかしくないと思います。

そしてフィリピンでテニスを頑張っているジュニアは、裕福で社会的地位が高い家庭の子が多いと思います。その子達とテニスでふれあい友達になることで、大人になっていく過程で、経済成長著しいフィリピンの中心的存在として活躍する彼ら彼女らから刺激を受けることは間違いないでしょう。また逆にお金がない中で必死でポイントを取ってくるような、ハングリーなジュニアもたくさん出てくると思います。国際的な選手仲間は何物にも変えられない宝になるでしょう。

テニスを通じてぜひ行ってみたい国のひとつですね!!

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