スペイン・バルセロナ遠征終了!帰国して感じる日本の高いポテンシャル!
8名のジュニアと1名のコーチの引率でスペイン、バルセロナにあるサンチェス・カサルアカデミーを訪れた今回のスペイン遠征から帰国しました。海外にはジュニア選手育成用+現役選手用のアカデミーが数多くあります。今回のバルセロナ遠征でお世話になったアカデミーは大規模ですが、中小規模も含めると本当に数え切れないほどあります。日本に帰ってきていつも不思議なのが、こういうアカデミーが日本にないことです。
ジュニア選手育成用+現役選手用のアカデミーに求められる要素は?
良い指導・良い練習&試合環境・良い環境です。
良い指導
日本の指導者は優秀です。それは間違いありません。ですが海外の選手から見た時に、魅力的に感じるかどうかはまた違うのかなと思います。それは日本語という繊細で難しい言語を操って指導することが大きく影響していると思います。(このことについては面白い発見があったので後日記事にします)ですが仕事熱心で勤勉な姿勢は世界中のコーチに負けません。ヘッドコーチに外国人にも魅力的に映る、英語を扱える指導者に来てもらって、日本人がサポートををするという形から入れば世界中から選手が集まると思います。
良い練習&試合環境
上の話とつながりますが、とっかかりは、外国人選手に評価されているコーチがコンセプトを作って練習すれば、海外の選手にとっても理解しやすい練習環境が構築できるでしょう。そして海外の良い選手が集まれば日本人選手にとっても良い環境になります。加えてレベルの高い大会に揉まれようとするとヨーロッパやアメリカの大会に出たいところです。残念ながら地理的にはヨーロッパやアメリカには遠いですが、良い方に考えるとヨーロッパにもアメリカにも同じくらいの距離であるとも言えます。重要なのは年間の活動費です。航空券代は高くなりますが、日本はレッスン料が先進国の中では安いので、年間のトータルコストは大差なく活動できると考えられます。
良い環境
治安の良さ、食の良さ、街の便利さ、リビングコストを考えると、間違いなく日本は世界のトップです。日本に良いテニス環境があれば、日本でやらせたいと思う世界の富裕層はたくさんいると思います。家族が一緒に住むにも最高の環境でしょう。
海外から選手を呼び込むことができるテニスアカデミーがあってもおかしくない。
総括すると、海外から選手を呼び込めるテニスアカデミーがないのが不思議なくらいのポテンシャルを持った国だと思います。日本に住みたい、日本の大学に行きたい外国人はたくさんいると思います。東京や京都に住んでテニスと勉強を頑張るなんて、海外の富裕層からするとかなり魅力的な生活な気がするんですけど。
次の遠征予定!
そして来年2月にカリフォルニア遠征企画中です。早ければ今週中に告知します。寒い日本の冬を抜け出して、30度近いカリフォルニアでUSTA2大会+アカデミーでの練習&練習マッチに参加し、春のビッグトーナメント前に力をつけましょう!!
世界に揉まれよう!!
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