箱根キャンプ告知直前!エスパシアコーチのアドバイス、ちょこっと紹介!
来年3月の箱根キャンプで指導に来てくれるエスパルシアコーチ。上の写真はガルシア・ロペス選手とのチーム時に、2010年のタイ・オープンで優勝した時のもの。準決勝でナダルを倒しての優勝です。昨日の記事で紹介したように、戦術指導が得意なエスパルシアコーチ。今日は前回江坂TCに来てくれた時のレッスンの中から、彼のアドバイスをいくつか紹介します。基本的に一つ一つのアドバイスが長く、選手たちが理解するまで話します。アドバイスを頭の中に落とし込んで、5日間のクリニックが終わっても成長し続けられるようにという思いが込められています。かなり短く要約して書いています。
戦術という考え方
打ち方というのはテクニックです。テクニックはゲームを行う為に必要なだけです。テクニックだけではゲームに勝つことは無理です。戦術が必要です。家具を自分で組み立てることに似ています。テクニックは家具の部品や、組み立てに必要な道具に例えられます。戦術は組み立てることに例えられます。自分が持っているものを考えて、相手のプラン通りにいかないようにしないといけません。
本当は5分くらい話してくれている内容です。
①テクニックだけでゲームに勝つことは無理
②相手のプラン通りにいかないようにしないといけない
このようなキーワードがエスパルシアコーチのレッスンではたくさん飛び出します。
ジュニア達は自分の好きなショットを、打ちたい方向へ思いっきり打つことばかりに集中してしまいます。それは、それ以外の選択肢があること、そしてそれ以外の選択肢のほうが効果的であることを知らないからです。テニスは相手がいるスポーツです。自分の思うようにプレイすることよりも、対戦相手とのやりとりが重要になります。このことを感覚的に理解できるようになるまで、ボールを打ちながら時間をかけてアドバイスを繰り返して行きます。
練習する時の注意点
ラリーをする時はパートナーとの協力が必要です。どちらかが勝手に打ってはいけません。それではお互いにとって、良い練習になりません。リズムとペースを一定に保ってラリーすることが大切です。実際の試合のようにラリーを続けながら、攻め・守りの状況を作っていきます。この練習がしっかりできれば、本番の試合でも戦術が使えるようになります。
こちらも長いアドバイスを要約してあります。
①ラリーをする時はパートナーとの協力が必要
②実際の試合のようにラリーを続けながら、攻め・守りの状況を作る
練習の時に気をつけることを、練習前に言ってくれています。ラリーを続けながら攻め・守りの状況を作っていく中で、テニスについて学び、良い感覚が育っていきます。ラリーを続けながら攻め・守りの状況を作る?イメージが難しいと思います。1球目はストレートに打って、2球目はコースを変える、3球目は回り込んでフォアでという風にパターンを決めて行うわけですが、トッププロの選手もそのような練習を積み重ねて、自分の得意なパターンを構築していきます。
少人数制で打ちっ放し、しっかり落とし込むレッスン内容
レッスンは2面使用で選手は8人。エスパシアコーチの目が届く範囲でみっちり行います。そして残りのコートでは学んだことを確認しながらのマッチ練習です。箱根の山の上、日常から離れた場所で今後のテニスに大きな影響を与える経験を!しましょう!詳細発表、申し込み開始までもうしばらくお待ちください!!
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