負けず嫌いなヨーロッパのジュニアから学びたい真面目な日本人ジュニアよりも秀でている能力。
それは
試合中に考えて行動する能力
です。
負けず嫌いだから。。。
ヨーロッパの選手は、感情表現が表に出すのでわかりやすいということも言えますが、負けず嫌いの選手が多いと感じます。ですから、試合中になんとかしようとする力が高いです。
真面目な日本人
対して日本人は大人しくて真面目です。(それ自体は悪いことではありません)ですが、それが災いして、試合中うまくいっていない時でも、それを試合中に解決しようとすることが苦手です。
例えば
苦手なバックを狙われてポイントを落としているとします。その時に、バックが上手く打てるようにならないといけないと思うことは悪いことではないですが、
試合中に考えることではありません。
試合中だと、バックに打たれないような解決策を考える必要があります。
①フォアに回り込む
②バックよりのポジションをとる
③フォアに来るように打つ
などです。高度なことだと感じるかもしれませんが、強くなる選手は、テニスの技術自体は高くない頃から、試合中に自ら考えてこのようなことにトライしています。
①フォアに回り込む
無理やりでもフォアを使う
②バックよりのポジションをとる
バック側によって構えます。そして自分は遅いボールを打って時間を稼いで、できるだけフォアで打てるような場面を作ります。
③フォアに来るように打つ
バックハンドで打たされる時に、ストレートに打ちます。そうすることで相手が打ちやすいクロスに打つと自分がフォアで打てます。
言葉にすると難しく感じますが、なんとかしてバックを打つ数を減らす為に、脳みそに汗をかいて、足を使って身体に汗をかいてプレイします。そうすることでバックを打たされる数が減るかどうかは別にして、相手に気持ちよくプレイさせることは防ぐことができます。ここがとても重要です。
強い選手は。。。
今できることが変わると、技術の伸び方も変わってきます。強い選手は、
バックハンドが打てない時から、
ボレーができない時から、
ダブルフォルトが多い時から、
意外と試合には勝っているものです。
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