『打ち方が綺麗』の落とし穴。攻撃力が欲しい時に気をつけること。


攻撃的なテニスに必要なこと。それは、
下がらない、落とさない
ことです。

・ポジションを後ろに下げて打ってしまう
・打点を落として打ってしまう

と、相手から時間を奪えなくなるため、攻撃力は落ちてしまいます。週に4日以上テニスをしてるジュニアが相手になると、決めることはできないでしょう。

クレーではさらに。。。

現在、クロアチアにジュニアと遠征に来ています。本場のレッドクレーは、サーフェイスが遅いので、さらに2つの要素が加わります。それは、
残さない、残らない
ことです。

・体重を後ろに残さない
・下がった後、そのまま後ろに残らない

クレーコートではラリーが長く続きます。ラリーの中で浅いボールを選んで攻撃する必要があります。ですが、打つ時に体重が後ろに残ったのでは、スムーズに前に入る動きに移れません。浅いボールが来てもまたラリーを続けることになってしまいます。また、クレーコートでは
・ボールが高く弾む
・ライジングで合わせただけではボールが弱くなる

ので、時には下がるパフォーマンスも必要です。ですが、攻撃的なテニスがしたければ、そのまま後ろに残っていてはチャンスはありません。

全国大会

地域大会では、ミスが少ない選手が勝ち上がります。そして全国大会に出場はできますが、そこから上へはそれだけでは勝ち上がれません。全国大会で上位に行きたいと思えば、エースが取れる攻撃力が必要になります。決めるところは決められる選手になる必要があります。

綺麗な打ち方

打ち方が綺麗に見える選手でも、打点を落としてしっかり打っているから綺麗に見えるということでは、攻撃的なテニスはできません。打ち方に興味が偏る選手の落とし穴です。綺麗さよりも攻撃を生み出すための本質的な能力が問われます。

注目記事

テニス留学・質問についてお問い合わせ