2017 クロアチア遠征に参加した島袋華怜選手
2017年6月18〜7月2日のクロアチア遠征に参加してくれた島袋華怜ちゃんから感想が届きました。現地では、テニスキャンプ+週末トーナメント+ダッドボウル(国際大会)に参加して、ヨーロッパ中から集まった同い年の選手たちと競い合いました。また送り出していただいたお母様にも感想をいただいてます。クロアチア遠征中のイベント記事は下記リンクです。
(テニスキャンプ、ダッドボウル主催者のパスコと)
クロアチア遠征に参加して良かったことは?
まずは本場ヨーロッパのクレーコートでテニスができたことです。日本ではなかなか経験できないはずむボールに驚きました。最初はびっくりしたけど、少しずつ対応できるようになってきました。日本に帰って練習すると、逆にはずまなくて違いにびっくりしました。
そして、自分のテニスの弱点が分かったことです。左右両手打ちなので、それを生かす戦い方を稲本コーチにアドバイスしてもらい、テニスキャンプ中に意識して練習していました。実際の試合で、ヨーロッパの選手相手に、うまくポイントにつながるショットが打てて自信になりました。
一番嬉しかったのは、外国の友達ができたことです。みんなとても明るい友達ばかりで、すぐに仲良くなれて良かったです。
遠征中に困ったことはありましたか?
時差ボケです。行きの飛行機ではなかなか寝られなかったし、帰りの飛行機も日本の夜の時間に寝られなかったりしました。でもクロアチアに着いてテニスしてたら、疲れて夜はぐっすり眠れるので大丈夫でした。
びっくりしたのは、部屋が停電したことです。日本ではなかなかない事だから暗い中でのシャワーがちょっと怖かったです。
困ったというか、もっとできるようになりたいと思ったのは、外国の友達とのコミュニケーションです。言いたい事があるけど言葉とジェスチャーで必死で伝える事が大変でした。もっと話せるように勉強したいと思いました。
遠征の2週間で特に印象に残っているのはどんなことですか?
3時間を超える長い試合をしたことです。自分より背の高い人との試合だったし、どうしたらポイントを取れるか考えながら試合していました。最後は負けたくない気持ちでボールを追いかけていました。
世界遺産の街並みの中でミニテニスをしたこともとても印象に残っています。周りはきれいな世界遺産なのに、そこでテニスをしていて楽しかったです。
それから、外国の友達が、私が試合で勝ったら一緒に喜んでくれるし、負けたら励ましてくれました。明るい気持ちになれたし嬉しかったです。
練習内容や試合の結果に対して感じたこと
同年代の人と試合をしてたのですが、背の高い人が多くて、少しでも甘いボールになったらすぐに高い所から打ち込まれるから、もっと考えて試合しないといけないと思いました。
日本でやっているような戦い方だけでは、ヨーロッパでは勝てないんだなと感じました。私はもっと色々な練習をしないといけないな、と感じました。
この遠征経験を生かして達成したい目標
日本で1年間、強くなれる様に頑張って、来年Dud bowlで優勝したいです!!
成長したと思えること
ボレーが少し成長できました。そして、どんな相手と試合をしても勝ちたいと言う気持ちを前より強く持てる様になった。
クロアチアは海も綺麗で、稲本コーチと過ごすのも楽しかったし、毎日テニスの事だけを考えて過ごせる2週間は最高でした!楽しかった、良い経験でした!
(洗濯も自分たちで!)
今回のキャンプに送り出してくれたお母様からもコメントをいただきました。
行かせた理由
毎日の練習をこなし目の前の試合を消化するだけではなく、自分にとってのテニスの存在を見つめ直し、向き合って欲しいと思いました。色々な国の選手のテニスを体験出来る事で、広い視野を持ちもう少し大きな考えを持ってテニスが出来る様、成長する助けになると考えたからです。
低年齢の内から日本語以外の環境、異文化の環境に入り、とまどいなく過ごせる様になって欲しかった。将来テニスにも、テニス以外の世界にも役に立つと思ったからです。
行かせる上で心配だったこと
長距離フライトが初めてだったので、ちゃんと休めてるか等の心配はありましたが、他は稲本コーチがご一緒して下さっているので、心配な事は特にありませんでした。心配より、日本にいながら今日はどんな経験しているかな、と毎日が楽しみでした。
行かせて成長したと感じること
ヨーロッパと日本のテニスの違いを知る事が出来た。
挑戦心と少し度胸がついたかな?と思います。
華怜ちゃん、お母様ありがとうございました。これからもテニスコートに立ち続けましょう!!
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