世界中、メンタルが強いジュニアテニス選手にはこの能力がある。世界共通の能力を身につけるために必要なこと
メンタルが強いジュニアに共通するのは、
自己肯定能力が高いこと
です。そしてその能力は、お父さん・お母さんにかけられる言葉によって育まれていきます。
試合になると諦めないヨーロッパジュニア
小学生くらいの年齢だと、比較的ゆるい雰囲気で練習することも多い、ヨーロッパのジュニア達。ですが、試合になると目の色が変わります。ボールを最後まで追いかけますし、諦めません。また技術レベルがそれほど高くなくても、なんとかして勝とうと全力を出してきます。
試合後の声の掛け方
ベストを尽くすことが大切で、結果は2番目。私たちは、頭ではわかっていても、試合後に声をかける時に、ついつい負けたことに触れてしまいます。ヨーロッパでは、『運がなかったね。』とか、『今日は良くない日だったね。』という言葉でベストを尽くすことを褒めるシーンを目にします。
私の経験
ジュニア選手を対象にしたメンタルトレーニングでは、主観的に見て、メンタルが強いと感じるジュニアは、共通して自己肯定能力が高い数値を出していました。
お父さん・お母さん
子供達は、認められることで自己肯定能力が高まります。試合でベストを尽くせないと、ついつい注意してしまいがちですが、それでも認めてあげるくらいで良いのではないでしょうか?特に低年齢ジュニアにとって、1試合を戦いきるのは、なかなか大変なことです。年齢が低くて、試合経験が浅いほど、根拠なく『自分は優勝できるんだ!』と思い込めるパワーがあるものです。その反動は大きく、ついついベストを尽くせないほどに落ち込んでしまうものです。
自己肯定能力
コートの中では、ひとりぼっちになるのがテニスです。勝っても負けても、うまくいってもいかなくても、時には諦めてしまうことがあっても、将来必要な自己肯定能力を育むことを念頭において、話しかけることが大切です。
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