返してくるだけの嫌な奴、シコラーからジュニアテニスで強くなるためのエッセンスを学ぼう!!
テニスは決めるだけではない
テニスには、相手に失敗させるという選択肢があります。プロの試合終了後に出るスタッツを見ると、ウイナーの数はそれほど多くないことがわかります。テニスコートはそれほど広くないですから、低年齢ジュニア同士の戦いでも、それほど多くのエースはでません。攻撃をいかにして相手のミスにつなげるのかが大切になります。
立ち上がりの戦い方
試合経験が少ないジュニアにとって、立ち上がりの戦い方は難しいものです。いかにして自分の調子を上げながら、ポイントを落とさずに戦っていくのか?シコラーは立ち上がりから、自分の本来のスイングスピードは保ったまま、堅実にコートの中にボールを入れていきます。立ち上がりが苦手なジュニアには、入れにいくとスイングスピードが落ちる選手が多いです。
相手にやらせるという選択肢
テニスの試合では発想の転換が重要になることがあります。押してダメなら引いてみることで、『ハマっている状態』から抜け出せることがあります。時には、自分から何かをするという思考から、何もしないという選択肢があっても良いと思います。
ヨーロッパ
クレーコートという遅いサーフェイスの戦いなので、粘るイメージが強いですが、粘っていればそれで良いというやりとりではありません。少しでも軽いボールを打つと、ベースライン後方からでも一発で決められます。現地での粘り強い戦いは、『返すだけ』という内容からは程遠い、質の高いやりとりです。
確率
どんなスポーツでも確率はとても大切です。テニスでも相手コートにボールを返すことは、勝つための絶対条件です。トッププロでさえ、攻撃的なショットを打ち続けているように見えますが、ラリー序盤では、サイドラインギリギリには簡単にはもっていきません。確率を考えてリスクを避けるためです。返すだけでは当然強くはなれませんが、強くなりたければ、シコラーからも役に立つことであれば、吸収していきましょう。
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