ジュニアテニスで質の高いボールを打ちたい時に注目するポイント。
それは
バウンド後のボール
です。
伸びに注目
球質によって注目する点は異なります。フラット系のボール、エースを狙っていくボールは、バウンド後の伸びに注目です。ツーバウンド目がどこにあるかを見ると良いと思います。テニスコート後方のスペースにもよりますが、一般的なサイズだとワンバウンドで後ろのフェンスに当たらないといけないでしょう。伸びないボールは、ツーバウンド、スリーバウンドしてしまいます。
弾み方に注目
スピン系のボールに関しては、跳ね上がり具合をチェックできると良いと思います。また外に逃げるボールや、ドロップショットなど、回転で変化をつけるボールに関しても、ツーバウンド目がどこにあるかをチェックできると良いと思います。外に逃げるクロスを打っているはずが、意外とコート中央寄りにボールが溜まっていることがあります。
1発&アベレージ
効率よく身体が使えているかどうかチェックする時は、1球1球チェックしましょう。中学生以上になれば、反復しながらボールの数が増えても球威が落ちないようにする練習も大切です。14年前のバルセロナ留学中に増田健太郎プロのスペインドリルを間近で見ていましたが、80球を超えてもボールはワンバウンドでフェンスに当たり続けていました。最初の10球は誰でも勢いよく打てます。どれだけ継続できるかで実力が現れます。
ヨーロッパ
球足の遅いクレーコートでは、相手にボールの重さを感じさせる必要があります。ボールの重さは、ボールの伸びに比例します。速いけど軽いボールは、面を合わせれば、鋭いボールで返ります。ですが、重いボールはそうは行きません。
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見ること
質の高いボールを見ることはとても大切です。プロ選手のボールは、伸びるし弾みます。女子の奈良くるみ選手の、フォアハンドのボールの落ち具合、跳ね具合は、女子選手だけでなく男子ジュニアにも参考になると思います。あそこまで変化させると、相手にプレッシャーをかけられるということです。(バックハンドは、幼少の頃から神です。)
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