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お子様が出場できる試合があるけれど、技術的に向上しているように見えないし、出ても仕方ないかなと思って躊躇することもあると思います。ですが、試合にはできるだけ出た方がいいと思います。

試合ありきで回るヨーロッパのスケジュール

テニスだけでなく、サッカーなどでも言われていますが、日本では試合が少なく、練習と試合の割合が、練習に偏りすぎてしまう傾向にあります。試合で良いパフォーマンスを発揮するための練習という位置付けよりも、練習そのものが目的になってしまいやすいです。

試合の方が強いヨーロッパジュニア

その影響かどうかはわかりませんが、ヨーロッパのジュニア選手は、練習よりも本番の試合の方が力を発揮します。粘り強くて諦めない。

ランキング上位のジュニアは、低年齢で負けている

勝つために必要なのは、負ける経験です。現在、ランキングで上位にいる選手も、低年齢の時に、たくさん負けているケースがほとんどです。

戦いの中で

ジュニア選手は、試合の中で上手くなっていきます。
練習で上手くなる→試合で試す
という流れも大切ですが、練習中にはない緊張感の中で結果を求めることで、試合の中で上手くなるということも起こります。毎回、毎回、目に見えて成長するというのは難しいですが、強くなる時は試合の中で、伸びていくのがわかります。

出続けるための考え方

負けること＝ゲームで負けただけ
負けること≠努力の否定
という考え方をすると試合が怖く無くなります。テニスはゲームです。テニスというゲームで勝つためには、点数の積み重ね方のちょっとしたコツを学ぶことも必要です。負けたからと言って、これまでの努力が否定されるわけではありません。ヨーロッパに習って自己肯定感を高めてあげる対応をしてあげれば良いと思います。