競技ジュニアテニスで、デュースまでは行くけれど、なかなかゲームが取れない時に読んでほしいこと。
お子様の試合を見ていると、強い相手に対してデュースまでは行くのに、なかなかゲームが取れないという試合があると思います。多いときは1セットに4〜5回デュースがあって全部落としてしまうということもあるのではないでしょうか?それは対戦相手が、
『負けないテニス』をしてくるから
です。
連続でポイントを取るのは難しい
テニスは、連続でポイントを取るのが難しいスポーツです。テニスの試合では、3ポイント連続でポイントを取る数が多い方が勝つという統計データがあります。デュースになると、2ポイント、3ポイント連続でポイントを取ることが求められます。ある意味で実力が問われるということです。
ハッタリや奇襲は1ポイントまで
ドロップショットやネットプレイ、気合の粘りなどで取れるのは1ポイントまでで、それで連続ポイントは取れません。連続でポイントを取るには、自力で勝る必要があります。
VS 負けないテニス
テニスはトーナメントスポーツです。負ければ終わりで、次のステージには進めません。強い選手ほど、『負けないテニス』ができます。ここぞというポイントでは、確率が高くてリスクが少ない戦い方で、確実にポイントを取ることができます。自分よりも強い選手に勝ちたければ、その選手の『負けないテニス』に対して、しっかりとポイントを取れる力が必要になります。
ヨーロッパで指導されるのは、負けないテニス
クレーコートを得意とするヨーロパの選手達は、『負けないテニス』が得意です。『負けないテニス=消極的なテニス』ということではなく、相手の安易な攻撃は全く効かないというスタイルです。重いボールを深く打ち続けてくるので、チャンスが全く来ません。こちらもじっくりと崩していくしかありません
デュース
デュースまで行くのに、ゲームがなかなか取れないのは、悔しいですし、あと少しのところまで来ている証拠でもあります。ですが、デュースが取りきれないのは、『負けないテニス』を打ち崩す準備ができていないとも言えます。しっかりとラリーから入って、ポイントに繋げられるような地力をつけて行きましょう。
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