競技ジュニアテニスを頑張るお子様に、高いモチベーションでコートに立ち続けて欲しいと思った時に読んで欲しいこと
ジュニアが自分自身で考え、日々、モチベーション高くコートに立てたら理想的ですが、最初からそのようにできるジュニアは少数です。サポートする人達による、何らからの動機づけが必要になります。ヨーロッパのテニス環境で参考になるのは、
・休みの取り方
・コミュニケーション
の2つです。
・休みの取り方
休むことは練習の一部であると考えています。モチベーションを保つため、休みを大切にします。日本の場合、休みの時間にテニスの予定を入れるというイメージです。遊びでやるテニスならそれでもいいですが、競技テニスとなると疲れが溜まりそうです。
・コミュニケーション
コーチと選手、また選手の保護者とは、テニスと無関係の話をよくしています。コーチが、ジュニア選手のテニス以外の情報を得ることは、指導を進める上でとても役に立ちます。日常生活がうまくいっていなければ、当然、テニスにも影響します。日常が充実していれば、ハードな練習にも耐えられるものです。クズネツォワ選手のサポートをしていたアンヘルコーチは、彼女のお母さんのコーチとのコミュニケーションの取り方を高く評価していました。
コーチが知りたいこと
お母さんがクズネツォワ選手のプレイについて気づいたことがあっても、直接言わずにコーチに必ず相談していたそうです。その相談の中で、親しか気づかないようなクズネツォワ選手の、細かい変化を伝え、その時の心境や日常生活と照らし合わせて、対策を考え、コーチに委ねていたようです。ジュニアの時期は、多感であり、日常で起こることがプレに影響することがあります。コーチと共有しておくと、コーチは、調子の良し悪しの原因を、多角的に分析することができます。とても大切なことです。
低年齢
ストレスの発散方法や、失敗した時の気持ちの持って生き方などを知らない低年齢ジュニアが高いモチベーションを保つには、テニス環境を用意する人達のサポートを必要とします。ボールを打てばテニスは上手くなりますが、練習し続けることは時に難しくなります。テニス環境が整っていなかった世代と違って、良い練習環境が整っている世代は、また違ったモチベーションの保ち方が必要になります。
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