2018全仏オープンジュニア観戦で学んだことPart2 生で見る時にまずチェックすること


2018年6月5日〜10日まで、パリ・ローランギロスで開催されていた全仏オープンを視察&観戦してきました。スザンヌ・ランランやフィリップ・シャトリエなどのメインスタジアムのチケットは高いので回避。20ユーロのグランドチケットで朝から夕方まで1日中、ジュニアの部を中心に勉強してきました。テレビやYouTubeでは伝わらないことが生で見ることで感じ取れます。今日は生で見る時にまずチェックすることをご紹介します。それは、
・ボールの落ち具合
・上がりっぱなを打つ技術
・運動量

です。

ボールの落ち具合

トップジュニアのボールの落ち具合は、ジュニア指導をする上で指標になります。
①あえて弾ませるボール
②真っ直ぐ打ち込んだボール

大きく分けてこの2つをチェックします。全仏オープンはクレーことなので、①の使用頻度が多く参考にしやすいです。②に関してもベースライン付近で急激に落ちる軌道は、見ていて刺激になります。

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上がりっぱなを打つ技術

このレベルまでくると、ボールの伸びがいいので、打点を落として打っていたのでは対応できません。準備の早さと面作りの上手さ、下半身の安定が必要になります。またスピン系のストロークが年々レベルアップしているので、それを押さえ込むスライスもチェックします。ボールに対する面の入れ方が進化しています。

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運動量

攻められないようにボールのパワーが必要になり、選手の守備力が向上し、ラリーが続くようになったことで、運動量はますます上がっています。特にクレーの全仏では、守備の時にベースライン後方まで下がり、攻撃時には前に入って行く必要があり、移動距離が増えます。フィジカル面の比重は増えていっています。

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生き物

テニスの技術は生き物です。競争を繰り返すことで、日々、アップデートされていっています。高いレベルを生で見ることで思考をストレッチして、時代のアップデートについていきましょう。

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