2018クロアチア遠征 クレーコートを得意とする選手から学べること


現在ジュニア選手を引率してクロアチアに来ています。選手達は、クレーコート3大会に挑戦し、粘り強く多彩な戦術を操るクレーコーターに挑戦中です。クレーコートを得意とする選手には、タイミングが早く、ボールのスピードが速いのを良しとするテニスとは違った力を操る選手がいます。代表的なのは、
・浅いところに打てる力
・ゆっくり打てる力
・ゆったりと動く力

です。

浅いところに打てる力

相手に攻められないということを考えれば、深く打つことが求められますが、ミスをしないということを考えれば、浅く打つことも必要になります。特に絶対に落としたくないポイントでは、自信を持って浅く打てる能力も必要になります。それができないと、先に左右に仕掛けざるを得なくなり、自滅の可能性が高まります。

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ゆっくり打てる力

スピードボールは2種類に分類できます。
・速さでプレッシャーをかけられるボール
・適度に速いボール

の2つです。後者である、適度に速いボールは相手にとって打ちやすく、プレッシャーがかかりません。それならば、遅いボールをゆっくりと配球できる方がプレッシャーをかけられます。相手は、打たざるを得なくなるからです。

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ゆったりと動く力

あえて大股でゆったり動くことで、相手に対して、楽に返しているような印象を与えることができます。自分自身も体力を温存できます。相手よりも動かないことで、相手は攻撃せざるを得なくなります。焦らして打たせることで、ミスを誘ったり、カウンターを入れやすくします。

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『〜せざるを得ない』

相手が『〜せざるを得ない』という状況を作ることができると優位に立つことができます。それは、早く・速い展開のみで作らなくても構いません。球足が遅いクレーコートでは、『早い・速い』以外の選択肢を学ぶことができます。

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