2018クロアチア遠征 ほんの少しのスコア差に潜むもの


現在ジュニア選手を引率してクロアチアに来ています。選手達は、クレーコート3大会に挑戦し、粘り強く多彩な戦術を操るクレーコーターに挑戦中です。ヨーロッパの強い選手相手に、5-7 4-6など接戦と言えるスコアもあるのですが、そこにはスコア以上に大きな差があることがあります。チェックするポイントは
・ボールに入っているか?
・波がなく戦いきれるか?
・攻める時に前に入れるか?

です。

ボールに入っているか?

ただ返すだけ、ただミスを待つだけのストロークではなく、ボールに入って踏み込んで打つことは大切なポイントです。相手もまだ未完成なジュニアですから、ボールに入れていない返すだけのショットでもミスをしてくれるし、崩れてくれることもあります。ですがそれに期待するプレイでは良くないです。

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波がなく戦いきれるか?

戦う気持ちを強く持ち続けて、それを態度に出し続けることも重要な要素の一つです。良い時と悪い時の波が激しいのでは、トーナメントスポーツであるテニスで勝ち上がることは難しいです。強い選手は、競ったスコアでもロースコアでも試合態度が変わりません。

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攻める時に前に入れるか?

攻撃の時に、ベースラインの内側のスペースにポジショニングできるか、それとも後ろから強引に攻めているのか?対戦相手のレベルが上がっても効果的な攻撃ができる選手は、ベースラインの内側に入って行くことができます。

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本質的

例えスコア的に競ることができても、これら3点ができていなければ、安心することはできません。逆にこれらができていればスコアに大差がついても気にすることがありません。強くなるジュニア選手ほど、未完成であっても自信を持ってトライし続けます。消極的なテニスで未完成さにつけ込んでポイントを積み重ねのでは、ある時取り返しがつかない大差がついてしまいます。本質的に良いプレイをしていきましょう。

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