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現在ジュニア選手を引率してクロアチアに来ています。選手達は、クレーコート３大会に挑戦し、粘り強く多彩な戦術を操るクレーコーターに挑戦中です。ヨーロッパや南米から強いジュニアが集まってきているので、試合を見ることも勉強になります。選手たちに薦めているいるのは、目標とする選手の
ボールの軌道を盗むこと
です。

落ち方

強く潰されたボールがベースライン付近で急激にストンと落ちる様は、良い選手から放たれるショットの特徴です。空中のスピードばかり見てしまいますが、スピードだけではアウトしてしまいます。

高さ

ボールがネットを通過する高さもチェックしましょう。余裕を持って通すこともあれば、ギリギリを狙うこともあります。ニュートラルな展開中のネットを通過する高さはリスクが少ない高さになっています。

バウンド後

バウンド後の軌道も重要です。特にクレーコートではラリーが長く続き、相手のいるところに打つケースが多くなります。バウンド後に、
・高く弾む
・相手の方に伸びる
ボールで、相手にいるところに打ってチャンスボールを作り出すくらいのボールを打ちたいです。

目指すボール

人それぞれ持っている身体は違います。特に日本人は欧米人ほど強い筋力に恵まれないので、打ち方をコピーするよりも、ボールの軌道に注力して真似た方が良い結果につながるでしょう。目指すボールがあり、練習することで打ち方は少しずつ理想的なものに変わってきます。