ジュニアテニスで、ヨーロッパのコーチが海外遠征を大切にしている理由
それは、
競い合うことでしか感じられないことがあるから
です。頭の中で強い選手だったり、高いレベルの試合を想像するよりも、実際に行動してその環境に触れ、競い合った方がリアルな情報を受け取ることができます。頭の中では大切だと思っていたことが違うことも多々あります。逆に自分にもできそうだと自信を持てることもたくさんあります。
欧米人のコピーはできない
日本人は欧米人のような筋力の強い選手のコピーをすることは困難です。同じ打ち方、同じ戦い方をすることは、メリットもありますが、自分の能力を最大限に発揮するためにはデメリットの方が多いかもしれません。
経験して感じる
欧米人とラリーをすると身体的な違いを感じることができます。ボールが重たい。いつか自分も同じような重いボールを打てるようになると思うことも大切だし、その時その場でなんとかしようとするマインドも大切です。
・タイミング早さ
・脱力
・効率的な動き方
など、力対力以外の解決方法もたくさんあります。
欧米人の練習をするのは敵を知るため
海外の練習方法を試す時には、能力向上のためのエッセンスを吸収すると共に、筋力が強い選手がその能力をより伸ばすために、どのようなことをしているのかがわかります。同じことにトライしつつも、完コピではなく、自分との違いを考えて自分を生かすことを考えていく必要があります。
競い合う力
強い選手はヨーロッパに集まっていますが、エスパルシアコーチは、ヨーロッパの選手はアジアの選手との試合経験を積むべきだと語っていました。クレーコートで培ったテニスとは違うテニスがそこにあるからだと。異質なものと競い合うことで、
・戦いの中で工夫する能力
・自分の持っている技術を駆使する能力
が身につきます。それは指導者の考えをコピーできるものではなく、個人が各人の個性に気づくことが必要になり、それには経験が何よりのアドバイスになります。
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