ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
・パワーがない
・足が遅い
・不器用
な選手はテニスに向いていない。選手自身はそう思うことがあるようです。ジュニアの頃は、派手でかっこいいテニスに惹かれますし、そういうテニスができる人がうまい人なんだと考えてしまいがちです。でもそんなことはありません。コーチ達が選手の素質を見抜く時に大切にしているのは、
地味な反復練習を繰り返せる能力
です。
深く打つこと
テニスは深く打ち続けていれば、負けることはありません。速く打つ必要もないし、角度をつける必要もありません。深く打って、相手が返球してきたボールをまた深く打ち返す。パワーも足も器用さも不要です。相手の良いショットにやられることもありますが、4点連続で入ることはあり得ません。
選択肢が多いと良い?
このブログでは、非力な日本人に合うスタイルとして「多彩なテニス」を例にあげています。ヨーロッパのクレーコートで低年齢ジュニアが繰り広げている、スピードとパワーに頼らないテニスです。ただそのテニスのベースになっているのは、深いボールを打ち続けるメンタリティです。ヨーロッパのクレーコーターは、日々、深いボールを打ち続ける練習をしています。多彩なテニスの土台になっているのは、ものすごく退屈なテニスなんです。
結局は相手とのやりとり
テニスの内容が退屈でも、面白くても、結局は相手とのやりとりで上回れるかどうかで勝敗は決まります。そして勝てば楽しいのがテニス。かっこいいテニスができなくても勝者になることはできるし、勝者になって自信をつけながら、かっこいいテニスを目指して行けば良いと思います。
コーチの目
「深く打ちましょう」たったこの一言だけのアドバイスで2時間練習できるジュニアがいれば、運動神経が良く器用でなんでもできる選手と同じかそれ以上に、コーチはその選手の能力を評価します。同じことをひたすらトライし続けることができるのは、テニスにとって必要な才能です。低年齢から競技テニスをすることで、自分には能力がないと感じてしまうジュニアがいます。
・パワーがない
・足が遅い
・不器用
でもめちゃくちゃ強い、そんな選手は世界中たくさんいます。
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