小説を書き始めたら止まらない件について
私はテニスコーチとして活動していますが、実は秘密にしていた趣味としての小説家の一面も持っています。約2年半前に小説の執筆をスタートし、今では既に14冊を手掛けています。その中でも私の最も愛着のあるシリーズは「ぺしゃん」で、このシリーズだけでも6冊を書いています。
なぜ小説を書くのか?
「物語でしか伝えられないことがあるから」と答えます。昔は国語が苦手で、文章を書くこと自体も避けていました。しかし、2018年10月にブログを始めると、毎日の更新を楽しむようになりました。ジュニア選手やその保護者向けのテニス情報を中心に書いていましたが、YouTubeの活動を開始すると更新頻度は減少。そのYouTubeが私の思っていた方向とズレてきたことを感じたとき、小説という新しい形式に出会ったのです。
ブログやYouTubeは結論を伝えるための媒体と感じていましたが、小説は違いました。フィクションを書くことで、自分の中の複数の声や考え方を形にできたのです。私たちの日常は現実のものばかり。しかし、物語を通して理想を追い求めたり、実際にはあり得ないことを考えることで、心の中の閉塞感や固定観念から解放されるのを感じます。物語はそういった力を持っています。
ブログでは一方的に自分の意見を伝える形が多いですが、私自身も多くの考えや意見が頭の中で渦巻いています。それを一つの作品にすることで、私の中の多様な声が表現できると感じています。
私が書く小説は、ストレスの解消や自分を癒すためのものでした。リアルなレッスンでのプレッシャーや焦りが小説を書くことで和らぎ、再び選手のパフォーマンスを向上させることに集中できるようになりました。
今後は、私が書いた物語を通じてテニスについての思いや考えを新しい形で共有したいと思っています。
出している本
小説は「ぺしゃん」が第1作で最初はこれからがおすすめ
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