試合で勝つために必要な力がつく試合形式練習
先週末の練習会では、基本練習の後、試合中の判断力を養うポイント練習を行いました。
内容はとてもシンプルで、プレイヤー2人がラリーをしている最中にもう一人が「スタート」と掛け声をかけると勝負が始めるというもの。
プレイヤーには半面対全面のラリーをしてもらいました。(半面を守る方がストレートとクロスを交互に打ち、全面役は左右に走りながら同一方向に返球します)
声かけ役の生徒には半面役の選手が有利な展開になった瞬間を見計らって「スタート」の声かけをかけてもらいます。
①声かけ役の選手は、
・相手が崩れたと判断する早さ
を養います。
②半面役の選手は、
・攻められるボールが来たからと言って慌ててミスしない
ことを学びます。
③全面役の選手は、
・崩された状態から守って反撃のチャンスを伺う展開
に挑戦します。
試合に勝ちたければ、まず最初に気をつけるのは自滅です。参加選手たちも②のミスが目立ちました。
「スタート」の掛け声があるとどうしても力んでミスしてしまう場面が目立ちました。
次に、全面役の選手は攻められたくないと焦り、強く打ってしまうシーンが目立ちました。
ボールの深さだったり、バランスを崩さないように打つことだったりに注意を払えるともっとポイントにつなげることができます。
そしてこの練習で一番勉強になるのはボールを打っていない声かけ役の選手です。
まず、相手が崩れたと見抜く目が必要で、そしてその判断がコンマ何秒早くできるかが、全国大会に出られるようになると大切になります。
0.1秒、早く判断ができてリアクションが取れるだけで、その後の結果に大きな差が生まれます。
今後もこのようなポイント形式の練習を増やしていきたいと思います。
練習会は毎月行います。
毎月15日にこのサイトで発表します。
先行して情報が欲しい方は下記URLよりライン@に登録していただくと、こちらからお送りします。
ライン公式アカウント登録
http://xn--tcklzrz01a.jp/24819/
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方