言うたらええっちゅうもんやないんやで~!
今年のUSOPENテニスは、男子がナダル、
女子がクライシュテルスの優勝で終わりました。
たくさんの子供たちに夢を与えてくれた、
素晴らしい大会でした。
そのUSOPENテニスでは、
今年はラリーの平均数が増えたらしい。
(プレースタイルを変えて、展開を早くしたナダルは例外)
選手達の体力や技術が向上して、ショットが決まりにくくなったことが、
理由としてあげられると思う。
そこで、3年前の記憶が蘇ってくる。
某外国人テニスコーチが日本に、コーチ研修をしに来た。
彼曰く、
『試合中のラリーは5、6球しか続かないのだから、
それ以上のボールを一度の練習で打つことはナンセンス!』
『スペインドリルなど必要ない』と
のたもうた。。。
自称、
『スペインかぶれ、お気楽テニスコーチ』いや違った、笑、
『スペインテニスを尊敬し、
なんとか日本に伝えたい熱きテニスコーチ』としては、
なんとも腹立たしいコメントであった。
しかし、その時は何も言い返せなかった。
だから、今回も『そらみたことか!』と言うことはできない。。。
はっきりと自分のテニス論を言い切ることのできる、
その外人コーチは、やはり尊敬に値する。
怒りを感じるのは、その外人コーチの前で、
その理論を否定できなかった自分のしょぼさ。
まだまだ、修行が足らないですね!
ではなぜ言い返せなかったのか。
その理由は、自信を持って言えます!
(なんの自信じゃ、笑)
日本のテニスクラブで育成を行う上で、
言い切ることは怖いことだからです!
その理由の一つ目は、
日本には、スペインのような
伝統的な指導法というものが、存在しないことです。
そして二番目の理由は、インターネットが普及して以来、
日本中には、たくさんの指導法が散乱していることにより、
家族の方からも、専門的なアドバイスがある。
そして、三番目はコーチによってアドバイスが異なること。
プレイヤー達は、色々な理論に振り回されてしまう。
真面目で、コーチの言うことをしっかり聞く子ほど、
迷路に陥ってしまう。
それを救うには、
① 各プレイヤーによって綿密に考えた
アドバイスをする
② ものすごく基本的なことしか言わない
のどちらかにするしかありません。
プレイヤーにアドバイスする限りは、
その内容に責任を持ち、
アドバイス通りに改善しようとする
プレイヤーを見守り、
その結果にも責任を持つことが
必要だと思うのです。
今の、日本のテニスクラブにおいては、
この『アドバイスリテラシー』が必要だと思うのです。
うぉ!『アドバイスリテラシー』良い言葉だ!
俺が考えたからね!(自己満足。爆笑!)
わかりやすく言うと、
『なんでもかんでも、言えばええっちゅうもんやないで!』
『ほんでもって、言うたかぎりは
言いっぱなしはあかんで!』
ってことです!
だからと言って、自分の指導論を持たなくても
良いということではありません。
日々、戦いです!
でもまあ、日本選手を育てて成功したからと言って
すぐに、したり顔で商売しにくる方々には、
要注意ですよ!笑!
しかし、『アドバイスリテラシー』いい言葉だ!
流行らせよう!
無理か!笑!
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