月曜日は本の紹介!
こんにちは!今日も雪だ~~~~~!
まだまだ積もってはいなけど、このまま降り続けば。。。
さて今日ご紹介の本はこちら!
- 街場のメディア論 (光文社新書)/内田 樹
- ¥777
- Amazon.co.jp
僕の今の目標というか天敵である内田樹さんの本です。
なぜ目標であり天敵であるかというと、僕にとっては文章が難しいから。。。
でも学生時代国語の勉強をてきと~にやっていたので、これを機に頭を鍛える為に読んでます。
この本は、内田さんの書籍の中では、読みやすくなっています。
大学での講義をまとめたものらしいので、そんなに難しい文体ではないです。
第一章の『キャリアは他人のためのもの』は就職したての人や、就活中の人にぜひ読んでもらいたいです。
その章の最後の方の内容を一部ご紹介します。
子供達の能力を上げようとしたら、とにかく苛烈な競争の中に叩き込めばいいと教育行政の人たちは考えている。評論家たちも、メディアもそう言い募っている。学習成果を数値的に公開する。順位格付けに一喜一憂させる。勝った人間には報酬を、負けた人間には罰を与える。勝者が「総取り」し、敗者には何も残さない。そういう「弱肉強食」型のストレスをかければ、子どもたちは生き残りをかけてめちゃめちゃに勉強するようになるだろう、と。教育を論じる人たちはそういうふうに考えてきた。
でも、やってみたら、そうはならなかった。なるはずがないんです。繰り返し言うように、人間がその才能を爆発的に開花させるのは、「他人のため」に働くときだからです。人の役に立ちたいと願うときにこそ、人間の能力は伸びる。それが「自分のしたいこと」であるかどうか、自分の「適性」に合うかどうか、そんなことはどうだっていいんです。
僕は、この最後の部分。『自分のしたいことであるかどうかはどうだっていい』の部分に、ものすごく共感してしまいました。僕の人生でも、なんかうまくいっているなぁと感じるときは、『そんなにやりたいことをやっているわけではない。』からです。なんか降って湧いたように、『誰かのため』のいう感情に突き動かされてやっている。それは偶然訪れるわけであって、自発的に起こそうとすればするほど、迷路に入ってしまう。。。
まあ、そんなこんなでいろいろ考えさせられる本です。
調子にのって、『街場のアメリカ論』『街場の中国論』『街場の教育論』『日本辺境論』と立て続けに購入してしまったものの、すべてきれいに本棚にならんであります。笑。
でもこの本の中で、内田さんは、本のあり方、本棚のあり方も述べていました。
電子書籍は読みたい時に、読みたい本を買える便利さがある。
でも紙の本には、本棚に並べておいて、『いつか読もうと思ってる本』として存在できる良さがある。
という風に言ってました。笑。とっても良い言葉だと思います。しばらく、本棚で暖めておこう!笑!
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