衝突


こんにちは!全仏オープンテニスで男子シングルスで本戦ストレートインの日本人が2人(錦織選手と添田選手)いましたが、35年ぶりの快挙だそうです。まだまだ日本人男子にとって世界の舞台はハードルが高いですが、伊藤竜馬選手ももうひと頑張りです。今年中に本戦に3人ってシーンを見たいですね!簡単な話ではないのはわかってるつもりです。

昨日の夜の森田あゆみ選手の一回戦勝利の試合を偶然小学5年生のプレイヤーと一緒に見ていました。ファイナルセット6-5とリードしたところで、バスの時間がきてその子は帰って行きましたが、『絶対に勝つよね!』とキラキラした目で言い残して帰っていきました。子供達にあんな目をさせられる森田選手は素晴らしい!

さてさてそんなこんなで、テニスを頑張っている子はたくさんいて、個人競技ですから、みんな練習にかける時間もお金も違うわけです。中国人の富豪なんかは、我が子にフロリダのテニスアカデミーにて年間1億円くらい使うという話を聞いたことがあります。(すべて有名コーチのプライベートレッスンのみを受けてもそんなにいくのかなぁ?)日本でも、学校なんか休んで当たり前状態でテニスに懸けるジュニアもたくさんいます。お金もたくさんかけてもらえるジュニアもたくさんいます。しかし時間とお金をかければかけるほど、負担やプレッシャーが増すので一概にそれがいいとはいえません。

ちなみにどうでもいい僕の話でいいますと、、公立高校のテニス部でテニスを始め、大学進学後はバイト先のテニスクラブで朝から晩まで入り浸って練習したので、テニスにお金を使った経験がありません。(道具代以外)始めてお金を使ったのは、バルセロナに留学した26歳の時。もちろん自分で貯金しました。(契約してもらっているテニスクラブに出してもらったと誤解してる人も多いんですけど。。。)ってなわけで、投資額が少ない割には、今それを職業にしてるということは、それなりに費用対効果は高かったのか、なんて思ったりもします。笑。

まあ、学校をよく休んだり、お金をたくさんかけることは、個人の自由なのでいいと思います。プレイヤーは、与えられた環境でベストを尽くすしかないんですから。100%の環境なんて一生手に入りません。一つのテニスクラブにずっといるのもいいし、いい環境を求めて転々とするのもいいと思います。正解というのは存在しないですから。当然、クラブのコーチとモメることも出てくるだろうし、様々な軋轢も生じるでしょう。

まあ、あまり大きな声では言えないけど、小さい小さい声で言いますが、笑、僕もジュニアの親御さんとは軽モメ、大モメ、経験は多々あります。すいません。ぺこり。。。その都度、自分の経験してきたこと、見てきたことはしっかりと主張してきました。お客様としてのプレイヤーと親御さんに対しては失礼以外何物でもでもないことですが、育成対象としてのプレイヤーと親御さんに対しては僕のできる最後のアドバイスと思って話をします。言わないとわかならないことは多いけど、日本人はそこを言わない。僕は言いたいと思います。幸い、まだ所属するテニスクラブにクレームが入ったことはないので、ギリギリセーフといった所でしょうか。。。笑。

向こうにも僕の想いは伝わったのだと思います。そして僕がやってはいけないのは、その後、僕が教えなくなった(テニスクラブを変わった)プレイヤーがいい成果がでなかった時に、『それみたことか』という態度を取らないことです。そして成功した時は、絶対に一緒に喜ぶことが重要だと思います。想いをぶつけ合っって、お互いの主張が合わずに別れることは『大きな前進』です。

まあできれば、ぶつからない方がいいんですけど。笑。これからさらに個人の時代は加速していくでしょう。テニスで勝つ為の活動は、1種類ではなく無数に別れていくと思います。日本人は意見の衝突を避ける傾向があると思います。はっきり言って、パワーがいるし、あと味も嫌なものです。でもしばらくして振り返ると、それは進歩には必要不可欠なものであると理解できます。意見の衝突に寛容になる文化を作っていきたいですね。といって、僕にばっかり衝突してこないでくださいね。笑。それと、決して、決して、衝突を助長するわけではないので、気をつけてくださいね!当たり前か!笑!
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