月曜日は本の紹介!


こんにちは!今日は1日雨だ~~。。。

レッスンはインドアでできるけど、早く梅雨あけてほしいですね。

さて今日紹介する本はこちら!

なぜこんなに生きにくいのか/南 直哉
¥1,680
Amazon.co.jp

なんか暗い題名。。。笑。

ツイッターで、侍ハードラー為末大さんが勧めていたので読んでみました。

作者は、南直哉さんというお坊さん。

仏教の教えから何かを学んで欲しいということです。

興味深かった所をいくつか紹介&引用します。

いまは、自分で何かをしなければいけないと強調する社会です。

また最近の風潮では、何かにつけ「自己責任」や「自己決定」などと言われます。

でも、決定や選択をするには、その判断の根拠となるものが必要です。

これはそう簡単には見いだせない。

(途中略)

「自分」というのが自分の手に負えるものだと思っていること自体が、大きな誤解です。

私には「自己決定」とか「自己責任」という言葉がうさんくさいと思えて仕方がありません。

(途中略)

だいたい、自己決定や自己責任で済むような問題は、実はたいした問題ではない、

というのが私の持論です。経験からいっても断言できます。

世の中、自分の意志で決められるようなことなら、些事でしかない。


この「自己責任」とか「自己決定」という言葉は、職場や、社会を見渡しても氾濫してます。

僕達は、他者に対して「自己責任」を押しつけるかわりに、自分自身も「自己責任」において

自分を守り抜かないとならない社会を作ってしまってます。

でもここで書かれているように、「自己決定」できることなんて些細なことなんですよね。

今、日本で最も問題なのは、間違いなく原発をどうするか?だと思います。

技術者や、政府や、電力会社の「自己責任」ではどうにもならない問題です。

そこに押しつけられる問題ではないような気がします。

誰かの「自己責任」でもってやってもらっても困る問題です。

ではどうすれば、一丸となってこの問題に立ち向かえるのか?

個々人が考えて、しかも「自己責任」ではなく、他者を巻き込んで、

どのようにこの原発問題の責任を果たしていくのか。。。

そのヒントは、南さんの次の言葉の中にあるような気がします。

いまは、「余計なもの」を省くというよりは、「必要なもの」を省く段階に来ているのです。


僕の仕事はテニスコーチで、テニス界の隅っこの方で働いています。

サービス業も教育業もしています。

たくさんの人が、自己責任において、

必要なものを追い求めることによって

閉塞感が増しています。

他人のせいにして、そこまで追い求めない方がいいんじゃないの?

ってことがたくさんあるような気がしてます。。。

そうすると、自己責任では追い求められない『必要なもの』を

みんなで創れると思うのだけれど。。。

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