公立のテニス部に教えてあげたいこと
こんにちは!
今日は練習環境に恵まれない公立高校のテニス部で頑張るプレイヤーについて。。。
僕自身、高校1年の秋頃にテニスを始め、しかも指導者(顧問の先生)もいない中で、部員達で試行錯誤しながらの部活動でした。まあ今思えば、てきと~に練習して試合に出ていた訳ですけど、何がてきと~で何がてきと~ではないのか、本人達はわかっていないわけで、それなりに一生懸命やっていたわけです。
スポーツの強い高校にガリ勉高校のうちが団体戦で勝ったりして、それなりの青春を送っていました。(2ー2での最終シングルスにかかりおいらが7ー5で勝利!ヒーローになったなぁ。。。ぐひひ。。。笑。その後、足がつって、必死の思いでチャリンコで1時間半かけて帰宅するという地獄を見るんだけど、笑。今となっては良い思い出。)
公立高校の練習環境というと、コート1面に15~20人くらいが入って、『乱打』と呼ばれるラリーをするだけ。。。僕達は、部員が少なかったので、1面6~8人くらいでしたが、本当になんの目的もなく、なんの情報もなくラリーして帰ってました。部員みんなでテニス雑誌を買って、そこにある写真を真似して打っていたような記憶があります。そして試合と言えば、年間に3大会くらい。テニス始めて高校卒業までで、10大会も出ていないと思います。
そんな僕を大学1年の春からアルバイトコーチとして雇ってくれた◯コーテニスという会社には感謝の気持ちしかありません。空いている時間はただで練習できるので、練習しまくってましたが、いかんせん『乱打』なのでたいして上達しませんでした。
大学に入ってバイト先での練習に明け暮れていたある日、同じテニスクラブ内でジュニアの育成をされていたブレない大木師匠が、自分の教え子と試合をして欲しいと声をかけてきてくれました。
試合後、『練習は足を動かしてミスせずに行うと上手くなるよ!』って教えてくれました。
こんなのテニスクラブに通っていたら当たり前のことですよね?僕は19歳までそんな情報すら知りませんでした。そこから2年くらいはやればやるほど上手くなり、そのままスペイン留学へと続いていくわけです。足を動かしてミスしないように練習して、試合に出まくっていたら勝手に上手くなって勝てるようになっていきました。
高校時代の僕が知らなかったのは次の3つ
①テニスは上達に時間がかかる
②練習は足を動かしてミスしないようにする
③試合経験は大切
①は特に重要だと思う。練習環境がよくないジュニアは、短絡的に打ち方を工夫すればすぐに上手くなると思っている。それは勘違いではなく、ボールを打つ数が少ない為に、そのように考えざるを得ないからだ。
②そのように短絡的に考えるくらいなら、何も考えずにシンプルに足を動かしてラリーした方が上達する。
③試合に勝つ為に練習しているわけだから、試合には出た方がいい。草トーでも練習試合でもなんでもいいと思う。僕は高校時代、部員同士で練習マッチもしなかった。ということは、年間で3大会分しか1セットマッチをしていない。。。勝てるわけないわな。。。
公立高校は長い時間練習して、試合にでるという経験がない。テニスを短い時間でしか語れないから、細かい技術論が好き。今テニスについて質問されてもなんかピントがずれていると感じる。
上の①②③を知れば、環境悪くても、勉強しながらでも十分強くなれる。要は、練習のコーディネートの問題。そりゃ~、各都道府県のTOP選手にはかなわないかもしれないけど、インターハイの切符を争うくらいまでは、みんななれると思よ。
テニスってさ時間かかるんだよ。でもね、時間かけたら誰でもうまくなる。だからすぐに上手くなろうとしないこと。これは大人から始めた人も同じく。焦ると大切なことが学べない。一段一段階段登らないと、ある所でピタッと上達が止まることがよくあります。。。
というわけで、公立高校テニス部のみんな!もしテニスに対して熱い想いがあるなら、頑張ってみよう!小中学の時にテニスクラブで練習してて上手いやつらにも、2年あれば十分追いつけるよ!
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