『学ぶは真似ぶ』は脳科学的にも素晴らしい!
人間って面白い。最近『ミラーニューロン』についてほんの少し勉強した。人間は、感情を表現している他者を見て、その感情を想像していき、感情を学習するのだそうです。
もともと『怒り』とか『悲しみ』という感情があるのではなく、他者の起こっている表情とか、涙を流している姿を見て、その時の情動を想像して自分の中に感情がインプットされていくそうだ。
親が怒りっぽかったり、無口だったり、その色んな表情を見て、その情動を想像して感情がインプットされていく。そんな風にして子は親に似ていくという考え方は面白い。
テニスで言えば、『集中』という状態。先日の全日本ジュニアでも上位に行くジュニア達は、みんな良い表情をしている。その表情を見ているだけで、感受性の高い子供達は、『集中』状態を学べるのだろう。『集中』している選手の表情や立ち振る舞いを真似していけば、自然と集中とはどのような状態なのかが、感情の中にインプットしていくのだろう。
テニスは長丁場のスポーツであるけれど、良い選手ほど、集中状態に入った時にその集中状態から出てこない。
僕なんて三流以下の良い所だから、すぐに集中状態から出てしまう。テニス経験や試合経験は結構あるので、集中状態から出た瞬間の自分には気づいてしまう。
話を戻すと、このミラーニューロンの研究結果から判断すると、強い選手の立ち振る舞いを真似することは、とても効果のあることなんだと言える。
バルセロナ留学時代に、毎日のように見ていてたトップチームの選手達の表情は見ているだけでいつも勉強になった。
それに引き換え、僕たちATPポイント0点チームの選手はすぐ集中途切れるし、叫ぶし。。。プレーにも波がありまくり。。。
身体の使い方も、普段の生活習慣や姿勢がテニスに影響します。『集中力』も普段の練習からの鍛錬が必要。ただ、表面的に真似をすることから始めても十分に効果がある。(最初はとくに)
でも脳科学って面白いですよね。『ひらめき』は無からは生じることはなく、今までの知識の足し算でしか生まれないことも、脳科学で証明されている。なんにもない無から、素晴らしいアイデアがひらめくことは不可能なのだ。
今回の『ミラーニューロン』もとても参考になる。外面だけを模倣しても、全く意味がないわけではないということだ。『学ぶは真似ぶ』とはよくいったもんだなぁ。
好きな選手の立ち振る舞いや、サーブの時のボールのつき方、負けたあとの態度。真似することからでも内面は鍛えられていく。
やっぱり、ジュニアにはテレビのテニス放送や、全日本ジュニアなどの試合をどんどん見せてあげたいと思う。今の子は、あまりテニスを見ないし、選手の名前を知らない。
見て真似るだけで、内面から変わってくるということが、脳科学で証明されたんだから!!
おいらは、ぼけぼけとビール飲んで思想にふけっている自由気ままな人の立ち振る舞いでも真似るか。笑!
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