サポートする側の未知性の意識
こんにちは!昨日は暖かくてびっくりです。絶好の昼寝日和でしたね!年中こんな季節ならいいのになぁ。。。
さて、テニスプレイヤーを育てる、もしくはサポートする立場になると環境や指導法について、ついつい完璧を求めてしまいます。最近、火曜と金曜はプレゴールデンエイジと言われる5歳~8歳くらいの年齢を対象とした、将来役立つコーディネーション能力の育成について書いています。あくまで、そうすれば現在のスポーツ科学上は、様々な能力がつきその後の年代での技術の習得に役立つだろうということです。
しなければ駄目とか、してこなかったからもう駄目とかいうことではありません。逆に、コーディネーション能力をしっかりと身につけて次のステップに進んだからと言って、なんの保証にもなりません。
何事もそうですが、プレイヤー自身の立場に立って考えてあげれば、重要なのは『確実性』ではなく『未知性』です。
こういう手順を踏めば、テニスの技術や戦術が確実に身について、確実に勝つことができる。そんなスクールが存在したとします。大人は、そのコンセプトやパンフレットの完成度を見て安心し、魅力を感じるでしょう。しかしそこに放り込まれる子供達はきっと、たまったもんじゃないはずです。先が見えることに、全力を尽くせるほど子供達は冷めていない。
『自分はどこまでも、上限なく上手くなれる』そう信じているいる子しか練習に耐えることはできないと思うんです。
大人は、良くも悪くもある程度の階段が見えていまいます。こうやったら、予選くらい上がれるのに。こうやったらあの子には勝てるのに。。。でも大人の言う通りにするのは、子供にとって受け入れられない選択でもあります。
でも大人でもそうですよね。こういう順序でこういう方法で仕事をすれば、あと残りの人生でこれくらいは稼げると聞いて、その金額がたいしたことなかったら、誰も頑張らないでしょう。
子供達に対して、『未知性』の部分を残してあげるには、過去のデータに当てはめすぎないことと、完璧すぎるシナリオを作らないことだと思います。
『未知』だからこそ頑張れる。『確実』だと努力するに値しない。サポートする人間はそのバランスをうまく使いこなすことが重要なのかもしれません。。。
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