火曜日はコーチの技術!スペインドリルコンセプト編4!
こんにちは!
スペインのコーチ曰く、
とにかく上達のすべてが詰まっているという
スペインドリル。
決まったところにボールがきて
決まったコースに打ち込む。
60球から80球、止まることなく続くボール出し。
コーチの人間、当然ヒューマンエラーがある。
ボールを出すコースを間違えたり、
明らかにしっかり打てないゾーンにボールを出してしまったりする。
そんな時、そのボールを追わなかったり、打ち返さなかったりすると
『なぜだ!』と怒られる。
そしてプレイヤーが、スペインドリルを退屈なルーティンワークとみなして
少し怠惰な態度でこなしていると、わざと違うコースに出されたりする。
そして『なぜ打たない!』と怒られる。
要するに練習の為の練習にしないようにしている。
『Every time, every ball, Fight!』
これをよく言われる。
自分がコーチをしていると、
全力で取り組んでいないプレイヤーはすぐにわかる。
決まった練習を決まった量毎日行うというのは、
結構困難なこと。
慣れてしまうと要領かましてしまうから。
すべてのプレイヤーが高い目標に向かって頑張っているテニスクラブなので
手を抜く物は当然いない。
でも知らず知らずのうちに、要領かましてしまうもの。
とてもシンプルだけど、
『いつも、すべてのボールにファイトする』
これを体に覚え込ませるのもスペインドリルなのです。
毎日やっても、ドリルが終わる時には、全員が膝に手を置いて肩で息をしている。
呼吸を整えながら、ボールを拾って、その間にもう一人がドリルをする。
その相方のドリルが終わり、肩で息をする相方を見ながら、
また自分の次のドリルが始まる。
毎日見ていた光景。それが最低ラインなのがスペインドリルです。
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