火曜日はコーチの技術!スペインドリルコンセプト編8!
こんにちは!
スペインドリルの大きな特徴と言えば、球数だと思います。
60球から80球の量を黙々とこなします。
全く違った観点でテニスを語ると、テニスの試合でのラリーはほとんどが6球以内で終わる。
だからそれ以上のボール出し練習はナンセンスだ!という考えもあります。
球数が多い、それもものすごく多いことのメリットはなんでしょうか?
①まず、強いフィジカルを作ることができるということ。
フルスイングで60球から80球を黙々とこなし、それを何種類も続けて行く。
強いフィジカルがないとまずやり切れません。
②そしてフォームが固まるということも挙げられると思います。
なんでも固まればそれでいいというわけではありませんが、
③そして日々同じ練習をすることによって、
調子が狂った時に修正しやすいという利点もあるでしょう。
僕は今でも、調子が狂うとスペインドリルをします。
体が覚えているので、ボールのタッチやスイングスピードが
自分で思い出しやすいので重宝してます。
コーチングの立場から見ても、プレイヤーの微妙なタイミングのずれなども、
いつもやっているスペインドリルの中での方が、調整がしやすいと思います。
確かに、低年齢の場合の体の使い方などを習得する時期に、
あまり多くの球数は必要ないと思います。
そして単なる振り回しのようなもので、球数をたくさんこなすということも
スペインではしません。そんな練習は一度もなかった。
スペインドリルの球数の多さで得られる物は
クレーコートで戦い抜く体力を身につけ、維持すること、
そしてルーティンワークがベースとなり調子を取り戻すことが容易にできること、
だと思います。
毎日のハードトレーニングに勝るものはないということでしょうか。。。
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