火曜日はコーチの技術!スペインでのドリル以外の練習4!
こんにちは!
前回に引き続いて、スペインでの代表的な練習、
『ボレー返し』のコンセプトについて紹介します。
プレイヤーが意識する1番重要なことは、深いボールを打ち続けるということです。
コーチはボレーで返球しますから、狙う目安は、コーチの胸くらいです。
膝よりも低いボールは、返球してもらえません。(コーチによっては)
厳しいコーチは、
野球のキャッチャーがミットを構えてここに投げろと要求するように、
ラケットの面を構えて狙わせます。
その周辺に打たないと返球してくれなかったりします。
プレイヤーはこの練習ではどうしても球筋が低くなりがちです。
なのでこの練習中は、『もっと高く打て!』というアドバイスがよく飛びます。
少し気を抜くとすぐにボールは低くなってしまいます。
しっかりと高い打点でとって、真っ直ぐに打ち抜くスイングが必要です。
あくまで、練習であり、コーチを倒すことを目的にしているのではありません。
連続して狙ったところに打ち続ける練習です。
そして打点は高く保たなければなりませんから、
コーチの打つ球を追いかけて左右だけでなく、
前後にもしっかりと動くことになります。
打点が低くなりすぎると注意されるので、
深いボールを出されるとしっかりと下がらなければなりません。
短く打たれるとしっかりと前に入らないといけません。
壁が、適度に振り回してくれる、『壁打ち』をしているような感じです。
心技体すべてが鍛えられます。
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