金曜日はコーチの技術!スペインでのドリル以外の練習5!
こんにちは!
スペインでのドリル以外の練習最終回。
マッチ練習です。
シンプルに試合をします。時間がある時は1セットマッチですが、
30分くらいしか取れない時は、11ポイント先取のミニゲームをします。
サーブは5ポイント交代で3セット行います。
最初の2セットはノーマルで、最終セットはサーブ&ボレーで、
なんて言われたりもします。
そして週に1回は3セットマッチをします。
僕がいた時は、毎週金曜日が3セットマッチの日でした。
クレーで長いラリーが続くので3時間を超えることもざらにありました。
だいたい1日に平均して1セットマッチを
午前と午後に1試合づつくらいしていたと思います。
(ドリルの時間が長くなり時間がない時は11ポイント)
特徴は試合が終わるまでやらしてくれることです。
ローテーションで練習を回すので、
ドリルの順番が来ても試合をしていることがある。
でも勝負がつくまでやらせてもらえます。
プレイヤーもみんな決着をつけることにこだわります。
ドリル、ラリー、マッチ練習このシンプルな3本柱で練習は構成されています。
その日のプレイヤーの人数にもよりますが、
多くても一人のコーチにプレイヤーは5人まで。
コートは5人で3面です。
1人はコーチと練習。のこり4人は、ラリーをしたりマッチ練習したりという感じです。
プレイヤー4人でコート2面ということもあったかな。
交互にドリルとボール拾いをしていた記憶もあります。
このような構成で一日5時間の練習。
そして走ったり、跳んだり、投げたり、腹筋したりのフィジカルトレーニングが1時間です。
広い敷地内には、初心者に近いプレイヤーから、
ATP100位以内の選手までが練習しています。
しかも、みんな同じスペインドリルをしています。
コーチもみんな同じアドバイスをしています。
マレーやモナコにも、とても基本的なアドバイスをしていたのを覚えています。
そしてコーチ達は全員こう言います。
『ここに入れば、世界で戦えるようになるよ!』って。
夢膨らむよね!!
次回からのコーチの技術は、スペインから少し離れて、
日本の女性の夢、レディースのテニスについて書いてみようと思います。
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