月曜日は本の紹介!
こんにちは!
人は誰かに認められたい。
認めてもらいたい。
友達に。
会社に。
社会に。
「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代 (講談社現代新書)/山竹 伸二
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自分が必要とされている。
こんなに頑張ることのモチベーションになることはない。
でも現代にはなかなかそんな気持ちになることは難しそうだ。
鍵になるのは、この作者の言う『一般的他者の視点』だと思う。
ルソーは社会契約の基盤に『一般意思』というものをおいたとこの本にあるけど、
同じようなこと。
一般的に、こんな感じで頑張っとけば、
社会に承認されるだろうという価値観は重要だと思う。
でも今はその価値観が崩壊していると感じる。
猪瀬直樹さんが、自身の本の中で
『日本がうまく成長していた頃は、
お天道様が見ている、という価値が存在した』と言っていた。
お天道様が見ているんだから、分かりやすく、
また評価がわかる形で他人に認められていなくてもいいんだ。
こんな考えが浸透していた頃は、承認不安は少なかったように感じる。
今、個人個人の生き様において、その『お天道様』はまだ存在しているけど、
社会的通念の中では、もう存在していないと感じてしまう。
一般意思も進化してその存在が変わっている。
でもまだ明確にそれがどういう存在に変わったのか、
みんな把握できていない。
お天道様も進化して存在している。
次なるお天道様が見つかれば、承認不安におびやかされずに頑張れる。
それには、たくさんの価値観に触れ合って、
自らお天道様を構築していくことが必要なんだろうなぁ。
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