ランニング。
こんにちは!
昨今は科学的トレーニングがさらに浸透し、
専門学校や大学でトレーナーとしての知識をふんだんにつけた
トレーナーがテニスクラブにもいて、活躍している。
それ自体は心強いことで、頼りになるし
その知識は必要不可欠だ。
ただ、家電オタクであり、非科学的なものは何にも信じない僕でも
科学的トレーニングの見地からの言葉がすべてではないと感じることがある。
それがテーマの『ランニング』
ただのランニングは効果がない。
とよく言われる。
心拍数やそれをキープする時間。
その他もろもろ。
科学的な意見を聞くと、なるほどである。
テニスでは、ラリー中の心拍数がだいたいどれくらいまで上がり、
その後、次のポイントまでのインターバルがあり、
試合中の平均の心拍数までおおよそのデータがある。
数字から算出すると、適度で効果的な走るペースと時間がはじきだされる。
それ以上走っても意味がない。
以前、ダルビッシュのコーチをしていた佐藤コーチが、
フィジカルコーチはわかっていない。
もっと走らせないと結果が出ない、とダルビッシュを走らせていたらしい。
そのおかげで結果が出たダルビッシュは、佐藤コーチが楽天のコーチになったとき、
田中まー君に『あの人の言うことは信用しても良い』と紹介していたらしい。
佐藤コーチいわく
『フィジカルコーチは、身体のプロだけど、
こっちはピッチャーを勝たせるプロだ』
ということらしい。かっこいい。
まあ僕は、そんなハイレベルなことを言うつもりはないけれど、
ただ、ランニングに意味があると感じることがあったりする。
(フィジカルトレーナーが意味がないという領域で)
それは自発的に、心拍数を上げられないプレイヤーを見たとき。
しんどいことがあまり好きでなく、心拍数が上がることに慣れていない。
練習中もラリーが途切れるたびに、一呼吸も二呼吸もおいて
次のボールを出そうとしない。また、レディの意志表示を見せない。
当然、試合でちょっとボールをつなげることができるプレイヤーとやると
単発でポイントを決めようとして自滅を繰り返す。
相手は勝負してないんだから、攻めずにちょっと付き合って、
その後に自分のテニスをすればいいのに、見事にはまってしまう。
そんなプレイヤーには、科学的なランニング系トレーニングよりも、
まずは、自分で『はぁはぁ』言うまでランニングできるようにしなければ、と感じる。
しんどい領域に自分で持って行けないんだから。。。
科学的なことをやっても、当然、ベストのことをできない。
自分のベストの60%くらいでしかやらない。やれない。。。
そんな話を、昔ウインブルドンなどに選手と回っていたコーチと話しをしていると
同じように感じることは多々あると、話しがあった。
驚いたことに、そのコーチは、
日本で30位くらいの選手でもそう感じた選手がいたと言っていた。
僕と同じような考えで、ランニングを指示したところ
『科学的に意味がないのでやりません』
との返事が返ってきて、愕然としたそう。
何度言っても、やらなかったそうです。
そうせいかどうか、成績も鳴かず飛ばずのままだったとか。
何も、僕らの世代がちょっと練習中に隠れて、トイレで水を飲んでいたから
とかの理由でグラウンド50周とかさせられてるんじゃないんだから。笑。
(余談ですが、僕が中学時代は『水飲むな!』という社会的風潮。
なぜか高校に入った途端、『水は飲まなあかん!』という真逆の風潮に。笑)
そんなプレイヤーには、心拍数を計る機械をつけて、
ある程度上がるまでランニングさせないといけないんでしょうか。
なんかたいそうだなぁ~。。。
でけへん時点で、あまり勝たれへんような気はしますが。。。
あっ日本30位でもできなかったんだ。。。
やっぱり意味ないんですかね。。。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- 外人って何食ってるからあんなにデカくなるんだろう?海外のジュニア選手の食事。
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。