さま。。。


こんにちは!
休講中だった先週は、江坂を贅沢にもほぼ貸し切りで
ジュニアの練習をしました。
しかし、やっぱり、わかってたけど、寒かった。。。笑。
さて、今読んでいる本でテニス界にも関することがありました。
医者の世界の本なんですが、『患者さま』という言葉は、
いつからどのように使われるようになったのか?という内容。
実は、2001年に厚生労働省が、
『患者の呼称は様を基本とすべし』
という通達を出してから始まったらしい。
それによって、医療は患者に買われる
サービス業にされた。。。
とかいう内容。
まあさておいて、もう1年くらい前になるけど、
ツイッター上で、あるテニスコーチが、
『お客様に喜んでいただく為に。。。』
という内容で熱弁をふるっていると、
あるスクール生の方(ちなみにそのコーチとは無関係!)
が、『お客様ではありません、うまくなりたいから通っているのです!』
と反論したことがありました。
テニス業界に~~省から通達がくるわけないので、
少しづつか、最初からか、サービス業的な要素が強くなっていったのだろう。
僕がこの医者の世界や、テニスの世界のお話を通じて感じたことは、
世代間の問題。
おそらく、現在30代以下の人間は、あまりこういうことを
考えたり、論じることに興味が無いというか熱くない。
そんなこんなも含めての、対応が仕事を始めた頃から身に付いている。
要するに『古き良き時代』みたいなものをあんまり知らない。
『~さま』と呼びながら、その人をどのようにお客様扱いせずに、
テニスが上手くなりたいプレイヤーとして接していくのか。
それが当たり前で育ってきている。
『~さま』と呼ぶからといって、
へりくだる一方でおべんちゃらばっかりとうわけでもない。
確かに、教育もテニスも医療もサービス業化していっている
とは思うけど、だからといって100%サービス業ってもんでもない。
逆に、『うちはサービス業的な要素はないですよ!』ってうたっている
塾なども、同業からみれば、形が違うだけでサービス業的な要素はあるなぁと感じる。
いくら『~さま』とつけようが、そうでなかろうが、
医療も教育もテニスも対人折衝業務。
言い方や表情、ニュアンス、醸し出す空気で、
すべては伝わってくる。
対人折衝しない、上からの通達は、なんとかこなして、
現場で少しでも力を発揮するために、二枚腰三枚腰の
パフォーマンスをみんなしていると思う。

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