5泊6日でしか学べないこと。。。
こんにちは!
昨日で仕事は終わり、
今朝、決勝戦をひかえたジュニアのヒッティングを軽くしましたけど、
たった今雨天中止の報告が。。。
さて、12月19日から24日まで、宮崎県シーガイアにて
テニスの研修合宿に行ってきました。
伊達選手、浅越選手などトッププレイヤーをたくさん育てた名伯楽、
小浦さんのコーチ研修です。
興味はあったのですが、5泊6日という日程が参加を少し躊躇させました。
日本中のコーチの方がそうだと思うのですが、
6日分のレッスンを代講を立てて休むのは困難です。
なんとか他のコーチ達の協力を得て参加にこぎつけました。
参加して初めて5泊6日の長期研修になったことが納得できました。
とにかく内容が難しい。。。
『腱反射』を使った、テニスのスピードUPが目標。
まずは、歩き方、走り方から始まって、テニスに落とし込んでいきます。
小浦さん曰く、
『この内容を2時間で話すだけでもできるけど、
そんなオファーは、いつも断っている』
そうです。
確かに、座学で2時間聞いただけでは、
小難しい話をされた、という印象しか残らないでしょう。
5泊6日という長い時間をかけることで、
その小浦さんの伝えたいイメージが少しづつわかり始めます。
実際、小浦さんのイメージの1%くらいが、
なんとかわかり始めたのが最終日の午前中でした。笑。
僕はわからないことは、無理にわかろうとせずに、
リラックスしてわからないまま放っておく方なので、
5日くらまでずっと『???』な感じでした。
無理矢理質問攻めにして、わかったつもりになってもしょうがないので。。。
確かに『???』な毎日だったので、不安はありましたけど、
敢えて、日々リラックスして研修にのぞみました。
研修中いつも頭の中にあったのは、内田樹さんの
『学んでいる最中は、生徒は何を学んでいるのかわからないものだ』
という言葉。(ちょっとニュアンスが違うかもしれないけど、僕の頭にはそのように残っている)
この言葉にはすごく共感できます。
学んでいる最中は、
『これってなんの役に立つんだろう?』
『こんなん意味あるんかな?』
って思っているのが自然な状態。
学びながら少しづつ変化していくんだけど、
その変化は先生にはわかっても、生徒には自覚できない。
何か生徒にも自覚ができる確固たる変化があって初めて、
何を学んだのかを理解できる。
これが理想的な『学び』だと思いますし、
一番生徒を成長させてくれる『学び』だと思います。
座学でもって、『今からこれを学びますよ~』って感じで、
学ぶ方も、『今日はこれを学んだよ!』って言葉にはできるけど、
なにも身についていないし、変わっていない。
小浦さんは、そんな研修にはしたくないという熱い想いで
この5泊6日の日程を組んでくれました。
思い返せば、スペインテニスも1年3ヶ月かけて学びました。
てっとり早く学んでやろう。。。
『学び』の敵はまずその気持ちですね。。。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。