2013スペイン人エスパルシアコーチ IN 江坂テニスキャンプ!予告編!エスパルシアコーチのレッスン内容ちょっとお見せします。
エスパルシアコーチの練習は戦術練習がメイン!!
サンチェス・カサルアカデミーのスペインドリルがクローズドスキルなら、エスパルシアコーチのレッスンは、戦術メインのオープンスキル。
ラリーの中で、様々な制約を設けて、考えながらテニスをする癖を身につけます。
練習メニューの一例
①「レベルの高いラリーのリズムを保つこと」と「ベースライン付近を目掛けて深いボールを打つこと」を意識し、ラリーを開始します。
②エスパルシアコーチが合図を出すと共に、一方の選手はオフェンスに専念します。それ以降、4回以内のラリーでポイントを決めなければいけません。もう一方の選手はディフェンスに専念します。合図を利用することで、両方の選手は「いつか合図が出る」ことを念頭に入れなければいけません。それにより集中力を保つ効果があります。
③オフェンス側の選手は攻撃的なショットを使い、ティフェンスする選手から甘いボールまたは短いボールを引き出し、4回以内にポイントを決めるようにします。ディフェンスする側は4回以上ボールを返すように専念します。
この練習の意味
この練習メニューを行っているのは、ATPの300位くらいの選手です。レベルが高いことを要求していることがわかります。そしてこの練習の最大の特徴は、
①いつ合図がでるのかわからない
②4回という制約を設ける
の2つです。
①『いつ合図がでるのかわからない』
テニスは、攻撃に移れるまでに、何回ラリーができるのかそのポイント、ポイントで判断しなければなりません。そのタイミングを外から指示があるというのはかなりのストレスです。
②4回という制約を設ける
この4回という打球チャンスをどのようにイメージして組み立てるのか?まさにテニスとはそういうスポーツです。
エスパルシアさんの哲学は、
『テニスをわかっているかどうかは、その瞬間、瞬間で何をしないといけないのかをわかっているということ』
というものです。
※2013年2月18日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月16日に再度公開しました。
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