頭がスマート!!
こんにちは!
僕のバルセロナ留学時代、
偶然マレー選手も毎日同じクラブで練習していました。
(おそらく当時はマレーはまだ高校生)
当然、トップチームで練習していましたけど、
すべてのボールをハードヒットというタイプではなく、
のらりくらりと練習しているように見えていました。
クレーコートでガンガン打ちまくる選手が多い中で
完全に異色の選手でした。
一見、真面目に練習していないように見えたほどです。
でもスペインのコーチは、
『彼は将来、世界のトップ5に入るよ!
ここがスマートだから!!』
と頭を指さして言っていました。
練習マッチを見ていても、のらりくらりとラリーする。
当時はバックはほとんどスライスを使っていました。
ここ数年は試合の序盤からでもハードヒットするようになりましたけど、
彼の強さの秘密は、間違いなく『頭』の中にあるでしょう。
高校生の頃から、のらりくらりとやっている割には、
チャレンジャーに出場すると優勝して返ってくる。
そんな選手でしたから。。。
錦織選手もマレー選手に対して、
『マレーは緩急がうまい、
ここに打てば攻められないということが
わかってやっている』
とインタビューで答えていました。
僕がバルセロナで毎日見ていたマレーの練習風景は
まさしく、錦織選手の表現してる通りのプレイでした。
ただ緩く返しているだけのようで、
ATPの300位クラスの選手がミスを繰り返していました。
『このスピードでここに打っておけば、
相手は効率よく攻めることはできない』
ということが感覚的にわかっているんでしょう。
マレーのようにいきなり出来るわけではありませんけど、
学んでおきたい感覚のひとつだと思います。
P.S.エスパルシアさんレッスンのまとめ作業、
300を越える映像を少しずつ見直しています。
まだまだかかりそうなので、気長にお待ちくださいね!
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。