スペインテニスにおける、『質』と『量』


こんにちは!

テニスの練習にしても、勉強にしても

努力の過程において『質』と『量』のバランスは重要だと感じます。

僕自身、レッスンに求めるのはその内容というか『質』なんだけど、

吸収してほしい内容を得られるだけの『量』をプレイヤーが経験していないと

なかなか『質』だけを追求しても難しいものです。

まず言えることは、

ある程度の『量』を経験しないと、『質』には転換しにくいということ。

さて今日はスペインテニスの話。

大雑把に区分けすると、

サンチェス・カサルのスペインドリルは『量』

今回のエスパルシアさんの練習内容は『質』

を重視していると区分けできるでしょう。

もちろん、サンチェス・カサルのスペインドリルの中にも

ものすごく考えて練られた『質』の部分はあるし、

エスパルシアさんの練習(後日まとめて発表しますね)は『質』を

重視していますけど、しっかりとできるようになればかなりの

フィジカルを要します。

うまくいかないとあまり疲れないけど。。。

エスパルシアさんのレッスンでも技術的な指導では、

サンチェス・カサルアカデミーの指導とほぼ同じ内容でした。

スペインという国において、指導の一貫性があることに感心しました。

あとはその技術練習を、『量』としてどれくらいやり続けられるのかが

まずは、最初の難関になるのでしょう。

同じような練習を飽きもせずに続けられることは

テニスを強くなる資質の大きな一つだと思います。

サンチェス・カサルアカデミーで増田健太郎プロが、

『毎日、毎日同じアドバイスばかりで、同じドリルばかり、

他に何かないの??』

という質問をしたところ、

『同じことばかり言うのがコーチの仕事です』

と言われたのは有名な話。

『量』×『質』の練習を、飽きもせず続けるしかないんですね。。。

P.S.今日の書き方だとエスパルシアさんの練習は『量』がないみたいですけど、

決してそんなことはないのであしからず。

大雑把に2つの特徴にわけると、サンチェス・カサルが『量』で

エスパルシアさんが『質』というだけで、どちらのスタイルも

ものすごい『質』×『量』の練習であることは間違いないです。

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