最終的には。。。
こんにちは!
子供達をまとめるのは簡単なようで結構難しいことです。
優しくするとふざけすぎるし、
怖がらせるほど厳しいとテニス自体がしんどくなります。
強化ジュニアなら後者の方でいいんじゃないかと思いますが、
あまりに行きすぎると問題になるでしょう。
どのような雰囲気で練習できるかは、
コーチの力量にかかってくるでしょうね。
今日は興味深い記事と本を紹介します。
まずは記事。
優しく諭す?大声で怒鳴る?叱り方によって子供の将来が変わる!
怒らなければならない状況で、優しく諭す場合と、
懲罰ボックスに入れた場合のその後の変化についてまとめられています。
今まで、低年齢を含めてジュニアのレッスンを
15年以上させていただいてきましたが、
私の直感も全く同じで、言い聞かせるように諭すよりも、
しっかりと叱った方が子供達の態度は変わります。
練習は楽しいことに越したことはありませんが、
ある水準の緊張感は必ず必要です。
ナショナルのコーチでスペインテニスの師匠である増田健太郎さんも
『強制がなければ、自主性は生まれない』
とおっしゃってました。
楽しいメニューで楽しい雰囲気で、
なんの無理もなく上達するというのは机上の空論でしょう。
また現デビス杯監督の植田実さん(バルセロナ留学時代に大変お世話になった)も
『指導者の体罰・パワハラ問題を考えることと、
教えなければならないことをしっかりと教えることは全く別の問題だ』
とおっしゃってました。
月並みな言い方ですけど、子供達の将来を考えてしっかりと叱ることは大切だし、
練習の雰囲気を壊すような態度には毅然と注意をすることは重要なこと。
生ぬるい練習で負けて落ち込むのは結局、選手達ですから。。。
負けて泣くくらいなら、練習で泣かせた方が(泣かせないのに越したことはないけど。。。)
選手の為を思っての行動だと言えるでしょう。
さて次は本の紹介。
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なかなかに興味深い内容でした。
スポーツの指導でそこまで深く考える必要はないと感じましたけど、
頭の片隅においておくと、とても役に立つ内容です。
反省させたり、しつけたりというのは、実は何も生み出しません。
そのことに関しては同意です。
反省させる側の自己満足になりがちです。
試合のレポートなどを読んでも、それがうまくかけているからといって、
そのプレイヤーが、自分の試合について真摯に向き合っているとはかぎりません。
書くのがうまいだけだったりします。
指導者がプレイヤーの表面上の反省や取り組みに
留意するにはこの本の内容は良いかもしれません。
そうさせているのは指導者ですから。。。
色々と試行錯誤しながら、
なんとか最終的には自分で考えて行動できるプレイヤー、
そして指導者やトレーナーと良い関係を保ちながら練習できるプレイヤーに
なってもらいたいと考えてます。
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