2013スペイン人エスパルシアコーチ IN 江坂テニスキャンプ!ミスの指摘に対する国民性!
ミスが多いラリー練習に対して
選手達がロングラリーを5分ほど行った時のことです。あまりにミスが早いので、となりのプレイヤーとどちらが長くラリーが続くか競争するようにエスパルシアコーチが指示を出しました。子供達のラリーは続くようになりましたがその時、全員集合させて
『なぜ競争するとボールが山なりになるのですか?それでは意味がないでしょう?』
と語りかけました。15秒ラリーのペースでチャレンジして欲しかったのでしょう。この辺りは日本人の国民性が出ているように思えます。バルセロナのクラブでもミスを減らしなさいという指導は日常茶飯事ですが、それによってボールのパワーを落とす選手はいません。スイングスピードを落とす選手もいません。
15秒ラリーに関する過去記事
テニスの練習では、100回も200回も続けることを目的としたラリーは実戦向きではないでしょう。全力で打ち続けた結果、お互いのレベルが高くてそうなってしまうのはしょうがないでしょうけど。彼がイメージする競争と子供達がイメージする競争が違っていたということです。ボールのパワーを落としたら意味がないだろうと考える彼と、そこに意識がいかない子供達。いかなるラリー練習でも戦闘モードで行うことができるかどうか。ミスを指摘されても、戦闘モードであり続けられるかどうか。練習の質はとても大切だと思います。
※2013年8月6日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月17日に再度公開しました。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。