2013版サンチェス・カサルテニスアカデミーの練習徹底検証!!Part10!バックハンドのリストワークをしっかり作る!
バックハンドのリストワークをしっかり作る!
今日もバルセロナの現在について。とにかく手出しのドリルの割合が増えています。10年前と同じようにベーシックなスペインドリルもたくさん行われていますが、10年前はあまりなかった手出しの割合が増えています。何度も書いていますが、リストワークを固めることが狙いです。下半身からの力の連動を作る、ワンバウンドで打つドリルもあれば、瞬間的にリストが使えるようにノーバウンドでも打ちます。そして当然のことながら、バックハンドも繰り返し練習します。下の動画では、ノーバウンドでバックハンドを繰り返し打っています。簡単そうにすべてのボールをはじき飛ばしていますが、これだけできるのはかなりの実力がないと無理です。
フォアハンドストロークは得意な選手が多く、リストワークを作ることもそれほど難しくありません。しかし、バックハンドはしっかり練習しておかないとウイークポイントになってしまい、試合で狙われてしまいます。バックハンドのリストワークをしっかりと作っておくことはとても大切なことです。下の動画は、片手バックハンドのバックフットを重点的に練習しているところです。片手の選手は、高く弾むボールを打たれると処理が難しいです。(ナダル対フェデラーでのフェデラーがその典型)なのでこのバックフットで強いボールを返球することがとても重要になります。
動画では少しわかりにくいですが、ものすごく伸びのあるボールを打ってます。手出しひとつでも、コンセプトの構築とそれを操るコーチによって全く違った効果となって現れます。
※2013年12月22日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。
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