2013版サンチェス・カサルテニスアカデミーの練習徹底検証!!Part28!一貫性指導の徹底ぶりが凄い!!


一貫性指導の徹底ぶりが凄い!!

昨年末訪れたサンチェス・カサルアカデミーにてやっぱりすごいなぁと関心したのは指導の一貫性。10年前と変わらず、コーチ達の口からは同じコンセプトに基づく、同じアドバイスが繰り返し発せられます。10年前と変わっているのは、コーチ達が携帯電話を持って、コミュニケーションを取り合っていること。以前よりも大きな組織になったので、プレイヤーも細かい時間帯に分かれてオンンコーとオフコートのトレーニングを行っています。プレイヤーの人数が増えて、コーチが増えても連携を保っています。ここからが重要なのですが、どのコートでどのコーチのレッスンを受けても、ドリルは統一されたもので、アドバイスも統一されています。看板コーチのアンヘルヒメネスや、クラブの名前にもなっているセルジオ・カサルコーチから、入りたての20歳そこそこのコーチまで口から出るアドバイスは同じです。

日本人の女の子がある若手コーチのレッスンを受けた後、『昨日、アンヘルコーチから言われたことと同じことをアドバイスされたちゃんと連携とって言ってくれているんですね。』と言ってました。僕の答えは、『そのアドバイスならどのコーチでも同じことを言うよ』というものでした。共通のキーワードがあり、どのコーチからも同じ視点で同じアドバイスがなされます。10年前と比べてコーチの数が増え、選手の数が増えてもその一貫性は保たれたままでした。指導者が共通のビジョンを共有して、その共通のビジョンがクラブの代名詞にもなっている。間違いなくこのクラブの強みのおおきな一つであると思います。

※2014年1月29日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL

注目記事

テニス留学・質問についてお問い合わせ