2013版サンチェス・カサルテニスアカデミーの練習徹底検証!!Part29!コンセプトをしっかりと指導する!


コンセプトをしっかりと指導する!

良く耳にする言葉の一つに『海外ではテニスをあまり教えない。。。』というものがあります。スペインのクラブでは、テニスに関してしっかりと指導されます。間違えていることは間違えているとはっきり言われます。ドリル中も、どこの打点でどのように打つのか徹底的に指導してくれます。足りない所も指摘してくれるし、疲れた時は、ハッパをかけてくれます。毎日、毎日同じことを言われ続けます。なぜそうするのか?それが必要なことだとわかっているからです。それ以外に必要なことはないとわかっているからです。

毎日、毎日同じことばかり言われると、腹が立つし、意見したくなることもあります。あの増田健太郎さんも、『毎日、毎日同じことばかり、他に言うことないの?』とコーチに言ってしまったことがあるそうです。コーチの答えは。。。『毎日、同じことを言い続けることがコーチの仕事だから。。。』というものでした。スペインのクラブは、確固たる指導方針があり、しっかりとテニスを教えてくれます。

スペインというと、『何も教えてくれず、ボールがたくさん出て来て、スペインドリルさせられて、グリグリとスピンかけろ!』って言われるんでしょ!みたいなイメージがあるみたいです。僕が留学していた時に現地で練習していた選手で今回の全豪のメインドローに名を連ねていた、マレー・モナコ・ガバシュビリ(他にもいるかもしれません)などが、それで輩出できるほど近代テニスは甘くないでしょう。コーチは、どれだけの指導が必要で、目標とする舞台で戦えるようにまで、どのくらいの練習量が必要なのかを理解していることが大切です。そして不要なことはあまり言わないことも大切だと思います。

※2014年1月30日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。

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