ジュニアテニスで良いストロークを打つために必要なこと
それは、
身体の使い方を学んでおくこと
です。
ショットをよくするためには?
選手の身体スペックを知ることが大切です。人それぞれ持って生まれた身体には違いがあり、その違いが打ち方の違いとなって現れます。
身体機能を高める
・柔軟性・連動性
身体機能を高めると言っても、筋力UPということではなく、小学生の頃から行うストレッチや動作作りが重要です。持って生まれた身体の限界を引き出すようなイメージです。
・視神経
目の能力も大切です。目の能力が高いと、ライジングが苦にならないですし、ハーフバウンドで打ってもボールが伸びます。ですが、これは先天的な能力もかなりあるような気がします。
力む
海外の選手のパワーボールに対応するには、こちらもパワーが必要になります。ですが、どのように力を作り出せば良いのか知らなければ、力むだけで対応してしまいます。
打ち方
身体動作ではなく、打ち方で学んでしまうと、身体に無駄な力みが生まれます。身体のどこかを固めれば、力が入ったような感覚はしますが、出力が強くなるかどうかは別の問題です
環境
バルセロナから帰ってきた2人のトレーナーのインタビューにもありますが、指導の現場に身体について詳しい人がもう少し増えるのが理想です。怪我のケアだけでなく、『良い打ち方』を作るためには、身体についてよく知るプロフェッショルの存在が必要です。
海外の指導
海外のアカデミーの指導では、それほど打ち方の指導はありません。打ち方に対する繊細な指導に関しては日本の方が上だと感じます。そもそも欧米人はパワーがあるので、良いボールを打つことにそれほど困らず、身体も大きく体重もあり、小さい身体を駆使して、どのように最大限のパワーを発揮しようか?という悩みがありません。スペイン人は身長こそそれほど日本人と変わりませんが、筋力という点では日本人よりかなりあるという印象です。海外に行った時に、力に対して、『力まかせ』で対抗しないためにも、身体動作を学んでおくことは大切だと思います。
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