ジュニア競技テニスでは、クレーコート・ハードコートが必要と言われるのはなぜ?オムニコートはダメなサーフェイス?
オムニで勝つことは悪いことではない
オムニコートで勝つことは悪いことではありません。どのサーフェイスでもテニスはテニス。勝負に勝つために必要な要素は同じです。グランドスラムで活躍している選手も、ジュニア時代は日本のオムニコートでタイトルを取っている選手ばかりです。
スローハードやクレーの要素が欲しい
・しっかり打てば、ボールの重さに繋がる
・バウンドが高い
など、オムニコートでは体感しにくい要素が欲しいです。ジュニア選手にとって、アドバイスと同じくらい環境は大切です。選手のことを考えて、重いボールを打つためのアドバイスをしたとしても、オムニコートでは、その成果がわかりにくい。それでは、選手はトライしようとしません。アドバイスが染み込みやすい環境があると良いです。
良いテニスが良いテニスとして現れるサーフェイス
体重を乗せて重いボールを打ち、力強さを使いながら、相手から時間を奪って攻撃していく。そんな良いテニスをして、ポイントにつながれば、ジュニア達は、基本練習の時からタフなテニスを意識して練習することができます。
様々なサーフェイスを低年齢で経験して、得意なサーフェイスを決めていく
私はこのサイトで、ヨーロッパのクレーコートを頻繁に紹介します。それは、日本にはほとんどないサーフェイスであるとともに、低年齢の選手育成に必要だと言われているサーフェイスだからです。そして、一昔前は、クレーコートで強い選手は、クレーコートでしか勝てないというイメージでしたが、今現在は、クレーコートで強い選手は、あらゆるサーフェイスで強いと言われるくらいスタンダードなサーフェイスになりました。日本にはクレーコートは少ないですし、大会も少ないです。クレーコートが一番得意なサーフェイスになる必要はありません。ただ、色んなサーフェイスを経験した上で、年齢が上がるにつれて、得意なサーフェイスが決まっていく方が理想的です。
試合を探す時
お子様の試合や練習を組む時に、サーフェイスに注目して、時には、経験の少ないサーフェイスを選択してみてはいかがでしょうか。
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