2018クロアチア遠征 打ち方よりも戦い方優先で学ぶ


現在ジュニア選手を引率してクロアチアに来ています。選手達は、クレーコート3大会に挑戦し、粘り強く多彩な戦術を操るクレーコーターに挑戦中です。ジュニア達の試合を見ていると、日本人は綺麗な打ち方ができる反面、戦い方に関してはヨーロッパジュニアに負けているなぁ、と感じます。

卵が先か鶏が先か

打ち方を学ぶのが先か戦い方を学ぶのが先か、答えはありません。極端に偏るよりはバランス良くが良いでしょう。そして現状も両極端ではなく、コーチや選手のパーソナリティによってグラデーション的に分布しています。

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サーブ

違いが最も出るのが、相手のボールに左右されることなく打つことができる唯一のショットであるサーブです。日本人はサーブのフォームが綺麗です。ヨーロッパの低年齢の選手は、平均するとグリップや構え、身体の使い方など、まだまだ基本的ではありません。緩く入れるだけのサーブを打つ選手もたくさんいます。日本での打ち方の指導は上手くいっていると言えると思います。

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派生

ドロップショットというショットが打てることよりも、
・相手の逆をつく力
・相手の動きを見る力
・相手の考えを見抜く力

がるからこそ、ドロップショットが決まります。打ち方だけでなく、上記の能力があることで試合を優位に進めることができます。また他のことにも派生してポイントにつなげられるのは、打ち方ではなく上記の能力です。打ち方の指導だけでは、カバーできない戦い方の部分はヨーロッパの方が上手いのかなと感じます。

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ダブルス

海外のジュニア大会に来ると日本人のダブルスは強いです。多彩に攻め、守り、見ていて楽しいテニスができます。ですがシングルスになると単調に見えてしまいます。器用さを生かしたコンパクトなショットを使った多彩さは使いこなせます。ですが、高さや遅さなど時間や空間を広く使うことに関してはヨーロッパの選手の方が上手です。得意なところは生かしながら、足りないところを学んでいく。そのための海外遠征にしていきたいです。

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