ライジングショット3つのポイント


昨日は久しぶりにレッスンイベントを行いました。
小学6年生を中心に、「ライジングショット」をテーマに3時間みっちり良い練習ができました。

①ライジングは打たされるショットではなく、自ら打点を選択して打つショット
②ライジングは軽く合わせるショットではなく、打ち抜くショットなのでエネルギーを使う
③ライジングは1球打てるだけでは効果はなく、戦術として機能する必要がある

ちょっと欲張りですが伝えたかったのはこの3つです。

(写真と今回のイベントは関係ありません)

①ライジングは打たされるショットではなく、自ら打点を選択して打つショット
ベースライン上で足が止まってしまう選手(コート内で縦の動きができない選手)は、仕方なくライジングになってしまうショットを上手くこなすことがライジングだと思っています。そういうシチュエーションもあるにはありますが、それは一つのケースでしかありません。
攻撃するにしても相手の攻撃をしのぐにしても、打点は自ら選択する必要があります。そのために前に入ったり、後に引いたり、前後に動いて打点を作る必要があります。

②ライジングは軽く合わせるショットではなく、打ち抜くショットなのでエネルギーを使う
ボールはバウンドの頂点を通過すると、その推進力が一気に減ります。しかし頂点に到達するまでは、まだまだエネルギーを持って跳ね上がっています。そのボールを打ち返すには、軽く合わせるだけでは足りません。しっかりと打ち抜く必要があります。ですが大振りしてしまっては、ライジングの伸び上がるボールを正確に捉えることができません。コンパクトなスイングの中に強いエネルギーを込められる身体操作が必要になります。

③ライジングは1球打てるだけでは効果はなく、戦術として機能する必要がある
なぜライジングを打つのか?それはポイントを取るためです。1球だけ綺麗に上がりっぱなのボールを打ち抜けても、その返球に対応できなければそこで終わってしまいます。テニスは早く打てば早く返ってきます。ライジングで綺麗に打ち抜けば、その分早く返ってくるのです。そこで畳み掛けられるような、動きを作れないとライジングは単発で終わり、戦術として機能しません。

まだまだ技術が固まっていない低年齢時に、このようなコンセプトで練習を行うことで、今後、良い感じで技術が固まっていくことを期待して3時間の練習を行いました。

今後もまずは月1回の予定でこの練習会を行っていく予定です。

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