月曜日は本の紹介!
こんにちは!
我が家にも、我が職場にも計画停電のお知らせが届きました。
原発推進派、反対派の様々な意見交換をしっかり行って、
国民の判断が通る形で解決してもらいたいです。
そして、日本に原発を導入したのもこの人だったんですね。。。
- 巨怪伝〈下〉―正力松太郎と影武者たちの一世紀 (文春文庫)/文藝春秋
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新聞、テレビ、野球、そして原発。。。
今現在、その存在が問われているものばかり。。。
(野球はちょっと違うか。)
日本に原発を導入するあたりの豪腕ぶりもなかなかです。
社会科で小学校の頃に偉人として習った、湯川秀樹さんを
簡単に利用しようとします。
自分が選挙に出るときは、
巨人軍の野球選手を平気で応援に駆けつけさせる。
まさに権力の権化という感じ。。。
前回紹介した、上巻もそうですが、とにかく登場人物がすごいです。
歴史に名の残る人ばかり。
そして残るはずが、その手柄をすべて取られて、影武者扱いになる人。
壮大なノンフィクションを読んでみたい方はどうぞ!
そして1994年の9月1日に作者、佐野眞一さんが書いた
『あとがき』を読んで鳥肌が立ちました。
引用します。
この仕事を通じて改めて実感したもう一つのことは、
第一次世界大戦の戦勝国気分に浮かれた大正年間の日本と、
いまの日本とが驚くほど酷似していることだった。
(中略)
これほど似た状況にある以上、大正期のエポックを画し、
江戸を東京に変えた関東大震災クラスの大地震が近々、きっとくるに違いない。
執筆中、そんな物騒な考えにしばしば襲われた。
唖然です。
その考えは的中し、現在、作品の主人公がパイオニアとなった
原発が大問題になっている。
いやはや。。。
こんな壮絶な人物を題材に、
壮大なスケールの作品を書ける人は、
予知能力も備わっているのだろうか。。。
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