2015チャレンジ サンチェス・カサルテニスアカデミー遠征日記!5日目!海外の環境の良いところと悪いところ。
今日も日の出とともに始動!
日の出とともにメンバーでの練習開始。たっぷり1時間半、ストロークとポイント練習。その後は午前・午後の通常のアカデミーの練習。スペインドリル、マッチ練習。1人5~6時間。最後までやりきりました。シングルスのマッチ練習は、クレーコートだとまだまだ淡白なプレイが目立ち、勝ちきれない模様。
海外の環境の良いところと悪いところ。
午前と午後の練習の合間には、ITFの準決勝観戦。僕の横で試合を見ていたジュニアの1人が、このアカデミーでの長期滞在を打診してきました。これだけテニスに集中できる環境に触れると憧れるのは当たり前。ですが、良いことばかりではなく、悪い面も当然あります。試合を見ながら、その悪い面をしっかり説明しました。ここでは、よくも悪くもすべて自己責任。適当に練習やっても誰も怒ってくれないし、モチベーションも上げてくれない。悩んでいても、自分から会話しないとわかってもらえない。話さなくても気づいてくれる日本とは大きく違います。強い気持ちを持ってここに来ても、数週間で慣れてしまい、高いモチベーションを保てないのであれば、ここに来ることは勧められません。もちろん、日本の練習環境で起こることがこちらでも起こります。練習相手に恵まれないこともままあります。コーチの指導がいつも同じで、不満に思うこともあります。そんな満足行く状況じゃなくても、与えられた環境を自分の練習に変えていけるようなタフさが必要になります。そんな会話をしました。強い気持ちを持ち、そして持ち続ける覚悟を決めてここに来てもらいたいですね。
『お・も・て・な・し』
そしてアカデミーの午後の練習後にもチームで練習しようとしたところ、今日は金曜日でレンタルコートが多く空きコートがないとのこと。残念な気持ちでいると、ヘッドコーチのアンヘルが声をかけてくれて、1時間、アカデミーの夕方スタートのクラスに入れてくれました。本来なら時間外で、日本なら追加料金が。。。なんて感じですが、いつもアカデミーの練習が終わっても練習を続ける日本人チームを見ていてくれての、心温かいアレンジ。感謝、感謝です。これぞまさに、『お・も・て・な・し』です。日本から遠く離れたバルセロナでとても幸せな気持ちになりました。
※2015年10月9日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月19日に再度公開しました。
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