ヤバすぎアメリカ訴訟事情。テニスコーチも逃げ場なし!!
さてここで問題です。
とあるコーチが女子高校生チームのコーチをしていました。ある日の練習中、女子数名がふざけてコーチにボールを投げてぶつけてきました。悪ふざけです。ボールを投げていた数名はテンションが上がってしまい、なかなか止めようとしません。コーチも少し腹が立ってきて『次に投げたらやり返すぞ!』と言いました。
さてこのコーチはどうなったでしょう。
①数名以外の全員からボールを一斉に投げられた
②ボールの代わりにラケットを投げられた
③クビ!
その通り、正解は③。
コーチとして不適切な発言と取られて親からクレームが入り、学校側も過失を認めてなんとクビ。。。
これが今、アメリカの現場で起こっていることです。
さてここで問題です。
とあるコーチが小学生の女の子に個人レッスンをしていました。コートサイドで母親が見守るなか、サーブが苦手なその子と一緒にアメフトの楕円形のボールを投げる練習をして、サーブの動作改善をしていました。かなり上手く投げられるようになったその子に対して『これで男の子のようなサーブが打てるようになるよ!』とコーチは満足げに言いました。
さてこのコーチはどうなったでしょう。
①女の子の母親から臨時ボーナスが出た
②女の子の母親から訴えられて訴訟になった
その通り、②です。
女の子を男の子と比べるということが、男女平等の視点からすると差別に当たるというもの。
これが今、アメリカの現場で起こっていることです。
さてここで問題です。
とあるコーチが、テニスの大会会場で迷子になって泣いている7歳の男の子を見つけました。どうみても保護者の方とはぐれている様子。少しフラフラしていたので心配になり、近くまでいって上から両方に手をおいて『大丈夫?』と声をかけました。そして無事に近くにいたご両親の元へ引き継ぎました。
さてこのコーチはどうなったでしょう?
①子供と目の高さを合わさずに、上から話かけたので威圧感を与えたとして、ご両親から訴えられそうになったが、なんとか注意で済んだ。
その通り①です。これが今、アメリカの現場で起こっていることです。
1例目と2例目はサンディエゴで、3例目はマイアミでのお話です。
どうですか?私はアメリカでコーチしたいと思いません。ですが、人と接する時のアンテナの張り方として、勉強にはなります。でも私はアメリカでコーチしたいとは思いません。なぜならおっちょこちょいだからです。ついつい致命的なミスを犯してしてしまいそうです。。。もしもこんな風にコートでボールを集めずにダラダラと座っているジュニアがいて。。。
『はよ立たんかい!立たな奥歯ガタガタいわしたるど〜〜!!』
なんて言ったら一体どうなるんでしょうか。。。おそるべし。。。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方